一方、現在ヨーロッパに滞在中の王靖渝氏(19)も微博上で、「中国軍は真の死亡者数を公開していない」と書き込んだところ、四川省の重慶市警察当局は王氏に対して「拘束すべく追跡していく」との声明を発表するとともに、王氏の微博アカウントを凍結した。
王氏は米政府系報道機関「ラヂオ・フリー・アジア(RFA)」に対して、警察当局が四川省重慶市の自宅を家宅捜査し、両親を連行して数日間取り調べたことや、両親の勤務先の国有企業も両親に停職処分を下したことを明らかにしている。また当局は両親に対し王氏をすぐに帰国させるよう伝えろと脅迫を受けたという。一方の王氏自身も、電話で「殺害予告を受けたという。
これについて、RFAは「習近平指導部は対外的な軍事行動や成果について、中国軍が劣勢に陥っているとの声に神経質になっており、軍に批判的な声を力で抑え込もうとしている証拠だ」と指摘している。