35年前の清原も新人らしからぬふてぶてしさがあった(時事)

35年前の清原も新人らしからぬふてぶてしさがあった(時事)

 とはいえ、オープン戦で活躍した期待の新人がシーズンではパッタリ打てなくなるのもプロ野球の常。もちろん佐藤にも課題はたくさんある。『週刊ポスト』(3月29日発売号)では、新人のシーズンから主軸として活躍した35年前の清原和博(西武)と佐藤を比較して、佐藤の今シーズンを占っているが、当時の清原をよく知る西武OBで名球会メンバーの山崎裕之氏は、佐藤の課題をこう分析している。

「佐藤と清原を単純に比較することはできないが、大きいのが打てるという点が佐藤の魅力ですね。バットスピードは新人時代の清原より上だと思います。甘いボールなら、引っ張らなくてもセンターでもレフトでもスタンドまで飛ばす力を持っています。これまで見ている限りでは、低めの速いボールと外に落ちるボールをどう攻略するかが課題でしょうね。ケガさえしなければ、清原の1年目よりホームランを打つんじゃないですか」

 清原の1年目は31本塁打を放って新人王に輝いている。阪神ファンの期待は高まるばかりだ。

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