TBSは長年、朝の時間帯に苦戦してきた。それも、安住アナに二の足を踏ませていた要因かもしれない。民放では1980年代から1990年代にかけて日本テレビの『ズームイン!!朝!』、2000年代以降はフジテレビの『めざましテレビ』が一強だった。TBSは2005年に『みのもんたの朝ズバッ!』が始まって、ようやく盛り返したものの、みのが降板してからまた低迷期に入り、現在の『あさチャン!』は7年続いているが、視聴率は全体的に芳しくない。
「安住アナは今までいろんな番組を経験して結果も残してきたし、局への最後の奉公を帯番組でと考えたのかもしれません。秋の番組開始時には48歳になる。12年やれば、60歳です。桝アナは『ZIP!』を10年務めましたし、三宅アナも『めざまし』10年目を迎えています。朝の帯をやるには、そのくらいの長いスパンで考えないといけないし、覚悟がいる。安住アナは自分の信頼するスタッフとしか仕事をしないことで有名ですし、TBSは局をあげてバックアップするでしょう。この帯番組をアナウンサー生活の集大成と考えているかもしれません」
満を持してのエースの登板。TBSは起死回生の一発を放てるか。