第一の対策は、ゴミの処理だ。生ゴミはすぐに袋に入れて、においが漏れないように口をしばって捨てること。生ゴミに限らず、宅食サービスなどの箱や袋も、食べ物のにおいが強いので、注意して捨ててほしい。
「ニーズが急増している通販などの段ボールは、暖かくて害虫が繁殖するのに最適な場所になります。部屋の中やベランダに放置していると、そこを巣にされてしまう」
最後の手段は、専門の業者に頼んで駆除してもらうこと。しかし、なかには悪質な業者もいる。とはいえ、駆除業者の良し悪しは、ホームページだけで判断するのは難しい。
「ポイントは『防除作業監督者』の資格があるか、また、『日本ペストコントロール協会』に加盟しているかどうか。理想は、駆除したうえで、侵入経路を分析して予防し、それらの作業内容と目的をすべてきちんと説明してくれる業者です」
“便利屋さん”系のサービス会社より、害虫獣専門の駆除業者の方がスキルが高い傾向にあるということも知っておきたい。
※女性セブン2021年7月15日号