●論点その3「居酒屋のお通し(突き出し)を許せるか許せないか」
居酒屋に行くと、当たり前のように出てくるお通し。「頼んでもいないものが出てきて、お金を払わされるのは納得できない」という声に押されて、最近ではお通しがいるかどうかを聞かれたり、何品もの中から選べたりする店も増えてきました。「納得できない」という理屈はわかりますが、なんだか寂しくてセコイ話に聞こえなくもありません。
「お通し」をどう考えるかは、お店とお客の関係や外でお酒を飲むことをどうとらえているか、たぶんそのへんの意識がベースになっています。お通しに対して「そういうもんだよね」と思っている人が、何かの拍子で「許せない派」の人と居酒屋に行って目の前でブツブツ言われたら、酒が不味くなるどころの騒ぎではないでしょう。
賛否の比率がまちまちなので実際には違いますけど、3つの項目のYES、NOが全部一致する確率は8分の1です。3つとも意見が一致する相手は、お互いにとってある意味「選ばれし存在」。きっと仲良くなれるはずです。「この人と結婚して大丈夫かな」と迷っている場面で判断する材料にしてもいいかも。
ただ、相手がどっち側の人なのかをどうやって知るかは、なかなか難しい問題です。唐突に「あなたは眞子さまの結婚をどう思いますか?」などと尋ねるわけにもいきません。それをやったら、意見が合うかどうか以前に「ヘンな人」と思われて、仲良くなる可能性はシャットアウトされてしまいます。徐々にさりげなく探っていきましょう。
ちなみに、誰も興味ないだろうしすでに薄々お察しでしょうが、私は順に「賛成または容認」「賛成」「許せる」の側です。一致する方は、ぜひ仲良くしてください。一致しない方は、そのへんの話題には触れないようにしつつ無難にお付き合いしましょう。