これからの落選運動に活かすべき手法のひとつだという。
前出・上脇教授が語る。
「落選運動は、これは許せない、当選させてはいけないという一点だけでよい。4年前の総選挙からこれまでに国会議員が起こした言動は忘れられているものも多い。ウヤムヤにされたり立ち消えになったりした問題は、国民にとって重要な論点です。落選運動はこうした過去を振り返り、検証することで“このままでいいのか”と考えるきっかけになるのです」
落選運動は主権者である国民から議員につきつけることができる“解雇通告”なのだ。
※週刊ポスト2021年10月15・22日号