じゃがいも同様、さまざまな料理に活用されるトマトも7位にランクイン。低カロリーで多くの栄養素をバランスよく含む食品だが、弊害も少なくない。
「トマトには胆石や尿路結石の原因物質であるシュウ酸が含まれます。また、トマトの皮は消化吸収されにくい食物繊維で構成されているため、胃腸が弱っているときに食べると便秘や下痢などになる可能性が。さらにはアセチルコリンという物質が原因で、かゆみやじんましんなどの症状が出ることも。トマトは抗酸化物質リコピンなどが豊富で体にいいのは確かですが、食べすぎは体中にさまざまな影響があるのです」(小倉さん)
秋の味覚・ぎんなんは専門家によれば「10粒以下」が原則だという。
「食物繊維やカルシウム・マグネシウムなどのミネラルが豊富で、滋養強壮にもいい頼れる食材ですが、ビタミンB6を阻害する物質を含むため、一度に多く食べるのはNG。嘔吐や下痢、呼吸困難、痙攣など、ビタミンB6欠乏症となり中毒症状を引き起こすことがあります。
特に子供は中毒になりやすいことが明らかになっているため、5才以下には食べさせない。6才以上なら5粒まで、大人でも10粒程度にしておきましょう」(管理栄養士の望月理恵子さん)
※女性セブン2021年11月11・18日号