菅さんという政治家は、大変な力の持ち主だが、今の自民党では非主流派。その菅さんが同じく非主流派の4人の有力者と会合を持ったことは派閥結集を見据えたものだと思います。菅さんが派閥を持てば24~25人と見られており、二階派は44人、森山派は7人、石破グループは12~13人で、合わせると80人を超える。そうなると安倍派に次ぐ党内第2派閥となり、発言力は絶大になる」
菅派の旗揚げが岸田首相を脅かす「反岸田」勢力結集の呼び水になるとの指摘だ。
旗揚げは遅くとも7月の参院選前、早ければ3月とも見られているが、準備はどこまで進んでいるのか。菅グループ・ガネーシャの会メンバーの話だ。
「ガネーシャの会は毎週に近いくらい勉強会を開いているが、菅派結成については一切話はしない。あえて話題にしないようにしているわけです。すべては菅さんの心次第ですから。ただ、派閥になれば今以上にまとまって動きやすくなる」
覚悟はできている。
※週刊ポスト2022年2月11日号