「あなたが、ある仕事のノウハウを身につけ、しっかり会社に貢献してきたサラリーマンであれば、これまで築いてきたキャリアはとても大きな価値を持っています。多くの人は、それに気づいていないだけです」

サラリーマンを鼓舞するメッセージもあった出井元CEO

「多くの人が自分の対外的な価値を知らないまま、ただ漫然と定年までの日々を余生のように過ごす。それはとてももったいないことだと思います」

「漫然と定年まで余生のように」過ごすことについて警鐘

「日本型企業の働き方を見ていると、50代にさしかかると、出世した人は自分では動かず部下に口先だけで指図するタイプになり、出世コースから外れた人は仕事に興味を失って、ただ退職金だけを目当てに会社に残ろうとする。僕からすると、仕事にコミットできなくなった時点で同じように見えます」

「日本型企業の働き方」についても話した現クオンタムリープ会長の出井氏

「60歳だって70歳だって80歳だって、働いて輝くことは可能です。その可能性から目を背けて、『定年後』や『余生』にばかり目を向けるのはあまりにもったいない」

「60歳だって70歳だって~~」と話す

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