日本の年間平均賃金は約424万円(2020年時点)。主要35か国中22位で、米国がここ30年で約250万円も増やして763万円に達しているのに対して、日本はほとんど変わっていない。ついには、462万円の韓国にも抜かれた状態だ。
日本企業は、1990年代前半のバブル崩壊や1997年の金融危機のトラウマが大きく、雇用維持を優先して、長期的に固定費が増える基本給のベースアップを長らく避けてきた。世界各国に比べて、終身雇用率や勤続年数による昇給率(いわゆる年功序列賃金制)は高いが、将来ある若者たちが夢や希望を持てる国とは言い難い。
今年は、日米の金利差が拡大してきて、4月には20年ぶりに1ドル130円台と円が下落してきている。しょこたんの買い物動画1つだけでも透けてくる、日本経済の停滞と貧富の差の拡大。経済や車事情に敏感な視聴者にとっては、純粋に楽しむだけではないちょっと複雑な現実を表す動画だったようだ。