肌のゴワつき・くすみ・しわを作る肌荒大気
夏の肌荒れを起こすもう1つの要因が「肌荒大気」だ。
「人口が多くて工場地帯があり、近くに山地がある地域は、夏に風が弱いため、大気汚染物質が滞留しやすく、『留まるタイプの“滞留型”肌荒大気』が発生する。これに該当するのは、新潟県・富山県・広島県・滋賀県・千葉県。
また、海風がある地域には、大気汚染物質が海風に乗って『流れ込むタイプの“流入型”肌荒大気』が発生し、ともに肌荒れを起こしやすくします。こちらは、茨城県とお隣の栃木県が該当します。
汗・皮脂が多い夏の顔には、ほかの季節より大気汚染物質が約3.7倍付着するというデータがあり、特に目頭、小鼻、あごのくぼみなど、顔のくぼみの部分に残りやすい。ここを意識して洗顔し、肌に汚染物質を残さないように心がけてください」
微小粒子状物質(PM2.5)の注意喚起が出ている地域も同様の対策を行うとよい。
「自分の肌状態に加え、住んでいる地域の環境の特徴を把握してそれに対応するケアを心がけるとよいと思います」