生稲氏もそれを悟ったのか、その後、アイドルから女優業に舵を切った。次第に芸能活動の傍ら、政府の活動にも参加。企業の社外取締役を務めるなど多ジャンルでの活動で社会的評価を高め、出馬となったわけだが、彼女の本心はアイドル業に後ろ髪を引かれたままだという。
昨年、元おニャン子の先輩・城之内早苗(54才)とYouTubeに出演し、「うしろ髪ひかれ隊は解散はしていません。解散コンサートをしていませんから」と発言して、すわ再結成か?と、一部ファンを喜ばせた。
「生稲さんはことあるごとにアイドル時代の話をしてきましたし、彼女のアイデンティティーが、おニャン子、とりわけ『うしろ髪ひかれ隊』にあるのは間違いない。しかし、かつての仲間が今回の窮地を救うために立ち上がってくれるとは考えにくい。
静香さんもそうですが、なによりマッキーは芸能界を引退していますからね。彼女はこれまでおニャン子の再結成イベントなどに一切参加せず、“絶縁メンバー”と言っている人もいるぐらいですから」(前出・アイドル評論家)
マッキーとは、もう1人のメンバー斉藤満喜子(51才)のこと。彼女はソロ活動後に芸能界を引退。“寿引退”だったようだが、その相手がすごい。夫は年商1600億円を誇り、コーヒーフレッシュ販売シェア1位の「スジャータめいらくグループ」の社長だという。
実は斉藤は昨年8月のCS放送のゴルフ番組にゲスト出演していた。芸能界を引退して以来、久しぶりのメディア露出となった。「専業主婦に徹していました」と明かして、見事なゴルフの腕前も披露。セレブ生活が板についていることをうかがわせていた。
片や国民的スター木村拓哉の妻であり自身もアーティストとして大成功、片や大企業の社長夫人。そんな2人に対し、いまの生稲氏は、国民総バッシングを浴び続ける新人国会議員という立場。三者三様の現在。生稲氏には出馬を後悔している暇はないだろう。一刻も早い汚名返上を期待したい。
※女性セブン2022年9月8日号