副大臣にも厚遇組がいる。岸田派の若手で首相と同じ広島選出の小林史明・前内閣府副大臣は教団関連団体の会合に出席して挨拶を行なっており、内閣改造で交代したが、その後、自民党副幹事長に起用された。
「副幹事長は各派閥から1人ずつ出され、執行部と派閥との連絡役を務める。そのため人選は幹事長ではなく、各派閥が行なう。つまり、岸田派会長である岸田首相の人事と見ていい。側近に情けをかけたんだろう」(同前)
岸田首相が旧統一教会問題でクビにした大臣を党の要職に就けていった結果、いつの間にか党幹部が教団とのズブズブ議員だらけになっていた。