2020年9月、週刊文春が報じたスクープは衝撃を与えた。2017年、当時日本ハムのスポーツ・コミュニティ・オフィサーだった稲葉篤紀GMの妻が、日本ハムからFA宣言を検討していた選手に対し、移籍を妨害する趣旨の発言をしていたという。また、別の選手の妻は、自身のインスタグラムで稲葉夫人らから「LINEいじめ」の被害に遭っていると告発。日ハム選手の妻だけが加入するグループLINEがあり、そこでいじめが行なわれていたという。一連のトラブルに対し、稲葉夫妻や当該選手夫妻で話し合いがもたれたことも明かされている。
「あの報道の後、LINEグループの投稿は激減したものの、夫人会そのものは続いていると聞いています。コロナ禍もあり、大規模な集まりは行なっていないようですが、夫人会に所属する仲の良い夫人たちが定期的に食事に行くなど交流は続いているようです」(同前)
日ハムは今オフ、トレードを積極的に行なっている。オリックスから移籍した齋藤綱記、西武から獲得した山田遥楓、阪神から移籍した斎藤友貴哉、江越大賀は既婚者で、宇佐見・高城夫妻同様、日ハム夫人会という大きな“壁”と向き合うことになる。