「人生をかけてでも向き合うべき問題」
大内氏がネット上で被害を告発したことにより、昨年12月16日より上演予定だった谷氏が作・演出を手がけた舞台『家を壊す -他、短編-』は全公演を中止することが決定。12月23日には所属事務所が谷氏とのマネジメント契約を終了したことを発表している。
訴訟に際し、被告である谷氏側は請求棄却を求め争う姿勢を示しているが、この日は第1回口頭弁論期日ということもあり谷氏側は法廷に姿を見せなかった。そのため原告である大内氏による意見陳述も行われなかったが、被告側が出席する第2回期日以降には大内氏本人からの意見陳述も行う予定だという。
大内氏は弁論後に取材に応じ、次のように語った。
「谷氏から受けた性被害で、鬱と適応障害の診断を受け、現在でもフラッシュバックに苦しんでいますが、この事件は自分の人生をかけてでも向き合うべき問題だと思っています。
演劇界にはハラスメントが多く、谷氏から被害を受けた方も私だけではありません。演劇界のハラスメントを少しでもなくしたいと私は思っています。加害者も被害者も少しでも出さないように願っています」
第2回口頭弁論は2月下旬~3月上旬に開かれる見込みとなっている。
情報提供募集
「NEWSポストセブン」では、情報・タレコミを募集しています。下記の情報提供フォーム、または「公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せください。
・情報提供フォーム:https://www.news-postseven.com/contact_post
・ツイッターアカウント:https://twitter.com/news_postseven