アスリートにとって、伴侶の存在は重要だ。実際、今回の侍ジャパンに参加したダルビッシュ有(36才)は、妻・聖子さん(42才)への感謝を何度も口にしていた。
「レスリングの元世界女王ゆえ、トレーニングやメンタル面、サプリメントの摂取の仕方など、聖子さんはさまざまなアドバイスをしているそうです。ダルビッシュ選手はそんな聖子さんを、妻としても、アスリートとしてもリスペクトしていて、野球の技術はもちろん、人間的な成長も聖子さんのお陰だと明かしています」(別のスポーツ紙記者)
ニコールさんは、学生時代にバレーボールチームに所属していた。競技者としての経験も、アスリートを支えるのにプラスに働くことだろう。かつて大谷の父・徹さんは、大谷の結婚相手について次のように明かしていた。
《できれば、バドミントンだとか、バレーボールだとか、卓球だとか、スポーツをやっている人がいいですね》
そういった面からも、ニコールさんは“理想の相手”に近い。関係者は「まったくの噂話です(笑い)」と言うが、大谷ファンも「ヌートバーの姉なら認めるしかないかも……」と勝手に納得しているという。
こんなにある2人の共通点
大谷家とヌートバー家の共通点は少なくない。前述したように男・女・男の3きょうだいのヌートバー家と同様、大谷家も男・女・男の3きょうだいだ。ヌートバーの兄は、かつてアメリカのマイナーリーグでリリーフ投手として活躍。大谷の兄は社会人野球チームでプレーしている。さらに大谷の母・加代子さんはバドミントンで全国レベルの成績を残した一方、久美子さんはソフトボールの経験があり、子供の頃のヌートバーの練習相手だった。どちらの家庭も、生活にスポーツが密接していた。
「大谷選手の姉は、ニコールさん同様、学生時代にバレーボール部に所属。大谷選手がメジャーにいくまで私服を“コーディネート”していたほど関係は良好でした。ヌートバー選手も、メジャーデビュー後でもニコールさんと頻繁にメッセージのやり取りをしている。弟思いのニコールさんには、大谷選手が信頼を寄せる実のお姉さんと重なる部分もあるでしょう」(前出・在米スポーツライター)
共通するのはきょうだい仲のよさだけではない。
「大谷家は、徹さんが仕事から帰ってくるのを待って、ホットプレートを囲んで、みんなでワイワイ楽しく食べるのが、家族の団らんだったそうです。特別なことをしなくても、そんな日常が大谷選手の人間形成に影響しました。ヌートバー家もまた、夕食を家族一緒にとるのが基本でした。自分の今日のよかったこと、そうでなかったことを家族で共有する場だったそうです」(スポーツライター)