特にこのバストサイズを測定するといった動画内容について、YouTubeを運営するGoogle日本法人はジュキヤ氏に「事前警告」を出している。「事前警告」とは、ユーザーが意図的にではない形でポリシーに違反してしまったことを想定して作られており、この「事前警告」が出されるのは1回のみで、再度ポリシーに違反すると違反警告が発出。結果的に動画の公開やライブ配信などが1週間できなくなるという。前出のジャーナリストが続ける。
「今回、公開された動画はジュキヤ氏のサブアカウントによるもの。なので、仮にこのサブアカウントがYouTubeからBANされたとしても、本アカウントである『ジュキヤ/Jukiya』は無事に残ります。実際に多くの人気YouTuberはアカウントがBANされた時にためにサブアカウントを用意しています。ポリシー違反スレスレの過激な内容を投稿して視聴数を稼ぎたいYouTuberと、それに警告を出すYouTube側。イタチごっこを続けている状況ですが、はたしてポリシー違反警告が意味あるものなのか微妙なところです」
YouTubeのコミュニティガイドラインには「YouTube は、視聴者やクリエイターの保護、特に未成年者の保護に努めています。そのため、ヌードや性的なコンテンツ、自傷行為が児童の目に触れないようにするルールを制定しています」と書かれている。
こうした炎上動画をめぐっては、運営するプラットフォーム側の責任を問う声も少なくない。
NEWSポストセブンがジュキヤ氏が公開した動画についてGoogle日本法人に質問すると「YouTubeは、ヌードと性的なコンテンツに関するポリシーと、子どもの安全に関するポリシーを含む確立したコミュニティガイドラインを設けています。現在、お問い合わせいただいたコンテンツについて確認しています」と回答。この先、どういった対応をするのか──状況がわかり次第、追記する。
*2023年8月31日17時20分、取材に進捗があったため追記しました。