『VIVANT』が終了し、次に控えるTBS日曜劇場が『下剋上球児』(10月15日スタート)だ。鈴木亮平(40)演じる社会科教師が弱小野球部を立て直す物語で、野球部員役のオーディションには甲子園出場経験者や歌手、YouTuberなど様々なジャンルから応募が殺到。約半年間に及ぶ野球の実技練習を経て、12人の部員役が決定したという。
そのオーディションを突破した一人に、菅田将暉(30)の弟がいた。
「菅生新樹(すごうあらき、24)です。2年前から俳優業を本格化し、早くも日曜劇場という大舞台に抜擢されました。演じるのは野球部のキャプテン。劇中では他の部員に比べて重要な役回りになるそうで、気合いが入っているといいます。ちなみに名前は芸名ではなく本名です」(芸能関係者)
兄の“七光り”を嫌い、菅田の弟だとアピールすることはないという菅生だが、顔がうりふたつなので常に菅田の影が付きまとったようだ。過去、父親の菅生新氏がNEWSポストセブンのインタビューでこんな逸話を明かしていた。
「新樹はバイト先でも菅田将暉の弟だということは言っていなくて、でも顔がそっくりなので『似ていますね』ってしょっちゅう言われるらしいんです。そのたびに『あー、そうですか。よく言われるんですよ』ってとぼけているそう(笑)」
父親の教育方針は「必要な金があれば自分で稼げ」。菅生には小遣いもなく、奨学金を借りて大学に進学したという。食事代も全てバイトで賄うよう父親から言われており、親にお金を求めたことは一度もないそうだ。そんな菅生が塾に入るときは、自分で入りたい塾を選んでなぜこの塾なのか、どんな利点があるのかを父親にプレゼンしたのだとか。
「ハングリー精神が旺盛で、有名役者の弟という甘えもない。打たれ強さがあり、これからどんどん露出が増えていくのではないか。兄弟仲は良く、しょっちゅう連絡は取っているそうなので、演技について菅田さんからフィードバックなどはあるでしょう。カメレオン俳優といわれる菅田さんの演技指南があれば、そりゃ成長も早いはずですよ」
※週刊ポスト2023年10月6・13日号