菅田将暉一覧

【菅田将暉】に関するニュースを集めたページです。

小栗旬演じる北条義時(C)NHK
『鎌倉殿の13人』歴史研究家が指摘「このペースでは最後まで終わらない」
 好調が続くNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。5月22日(日)に放送された第20回「帰ってきた義経」では、平氏追討の立役者となった源義経(菅田将暉)が兄・源頼朝(大泉洋)らの策謀によって死に追いやられ、〈過去最高の神回〉とSNSで評判を呼んだ。毎回で見どころ満載の同ドラマだが、一方で「ある懸念」が浮上している。歴史研究家の河合敦氏が語る。「第20回まで終わりましたが、進行がやや遅すぎると感じています。主人公である北条義時(小栗旬)が活躍するのは頼朝が死んでからなのに、物語は弟・義経の追討がようやく終わったところで、頼朝はまだ征夷大将軍にもなっていません。このペースだと物語のクライマックスである『承久の乱』をしっかり描けるかどうか……」 頼朝が征夷大将軍に就任し鎌倉幕府が成立するのは、義経の死の3年後。その直前には暗躍を続けている後白河法皇(西田敏行)の崩御もあり、まだまだ「未消化イベント」が多く残っている。あるドラマウォッチャーが語る。「昨年放送の『青天を衝け』の放送回数は、新型コロナの影響を受けて全41話。コロナ前の2019年放送『いだてん~東京オリムピック噺~』が全47話だったことを考慮すると、『鎌倉殿』も45話前後で最終回を迎えると予想されます。尺的にはすでに折り返し地点にさしかかっていることを考えると、相当な駆け足で進まないと義時の生涯を描ききれない」『承久の乱』で義時と対立する「ラスボス」である後鳥羽上皇のキャストには、すでに尾上松也が内定済。北条政子(小池栄子)の覚醒など多くの重要イベントが待つ後半、ここまでの濃さを維持できるのか──。前出のドラマウォッチャーが言う。「例えば『屋島の戦い』で最も有名な那須与一が扇子を射貫くシーンを完全に省略するなど、登場人物の造型に影響を持たないと判断された出来事は思い切ってカットされている。それでいて登場人物が多く複雑なこの時代をわかりやすく描ききっているのは、三谷脚本の妙技と言えるでしょう。 進行上の問題もあり、今後も歴史上有名な出来事がバッサリとカットされる可能性はあります。一般的な通史にとらわれない人間ドラマをどう描くか、注目です」 ノンストップで走り抜けられるか。
2022.05.29 16:00
NEWSポストセブン
大河で神回となった菅田将暉(義経)の最期
『鎌倉殿』菅田将暉 アンチまで虜にしてしまった「最期へと向かう演技」
 NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』5月22日放送回で、平氏追討の立役者となった源義経(菅田将暉)が、兄・源頼朝(大泉洋)と側近・北条義時(小栗旬)の策謀によって死に追いやられるまでが描かれた。登場人物それぞれの葛藤や悲しみが凝縮され、「過去最高の神回」と評判を呼んでいる。 なかでも話題なのが義経の最期を演じた菅田の演技で、これまで彼の演技に触れることがなかった中高年層からも「すごい演技力」「こんなにいい役者だったのか」と驚嘆の声が上がっている。ベテラン芸能ライターは言う。「菅田さんが義経を演じると発表された当初は、『軽すぎる』『話題集めのためでは』などと批判的な声が一部にあったのは事実です。大河ドラマを主に視聴する中高年層のなかには、菅田さんが若者向けの恋愛ドラマに多く出演し、歌手活動もしていることから、アイドル的俳優だと思っていた人も多かったようです。 ところが、登場してすぐにその印象を覆した。平気で人を出し抜く計略や、全く空気が読めない言動といった義経像で、これまでの悲劇の英雄像を一新したんです。もっとも、この時点ではまだ“三谷幸喜の脚本のおかげ”と思っていた人が多いようですが、最期に向かうなかで義経のピュアな側面が浮き彫りになるにつれ、この両面を演じられる菅田将暉はとんでもない役者だ、と評価が高まったわけです」 三谷大河のファンだという44歳男性は、菅田に対して抱いていた先入観が完全に覆ったと語る。「彼のドラマは妻がたまに観ていましたが、私自身がしっかり観たことはなく、マルチアーティスト気取りがなんとなく鼻につくと思っていました。しかし、彼の演じる義経は圧巻でした。大泉洋、佐藤浩市、中村獅童といった三谷大河・常連組の大物役者に交じって遜色ないどころか、終盤は食ってしまっていた印象すらあります。 妻に『菅田将暉ってすごい役者だったんだね』と言ったら、『いまさら知ったの』と鼻で笑われました。今は妻が録画していた『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)を一気観しており、『こんな落ち着いた演技もできるのか』とまた驚いています」 幅の広い菅田の演技には、歌手活動も大きな効果を与えていると、前出・ベテラン芸能ライターは言う。「菅田さんは歌手として、米津玄師、あいみょん、石崎ひゅーいといった現役最前線のアーティストから楽曲提供を受け、それぞれの世界観を取り込んで歌うことに定評があります。歌手としての“憑依”と“個性”のバランスが、そのまま演技にも生きているように思えます。マルチな活動について批判的なイメージを抱いていたアンチ層を見事に唸らせたという意味でも、『鎌倉殿』の義経役は彼の活動の集大成だったと言えるのではないでしょうか」
2022.05.23 16:00
NEWSポストセブン
小栗旬演じる北条義時(C)NHK
『鎌倉殿の13人』“義経への裏切り・追討”と“頼朝の最期”はどう描かれるのか
 放送中のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は、序盤の和やかなホームドラマから一転、物語は身内で謀略が行き交う緊張の中盤にさしかかる。史実では今後、主要キャストにさらなる重大事件が待ち受ける。激動の歴史を脚本の三谷幸喜氏はどう描くのか。 第18話(5月8日放送)の「壇ノ浦の戦い」で見事平家を滅ぼした源義経(菅田将暉)だが、強すぎるがゆえに兄・源頼朝(大泉洋)に警戒され、鎌倉入りを拒まれる。 史実ではこの後、義経が後白河法皇(西田敏行)に頼朝追討の命を受けるが、法皇が義経を裏切り、逆に「義経追討」を頼朝に命ずることになる。 窮地に陥る義経の運命を三谷氏はどう描くのか。時代劇研究家のペリー荻野氏が予想する。「従来の作品では義経は“悲劇のヒーロー”として描かれるのが定番でしたが、今回の大河では義経を含めて登場人物全員がダークな面を抱えていて、そこがまた面白い。 義経は兄の義円(成河)を陥れたり、壇ノ浦でも敵の船の漕ぎ手を矢で狙い撃つ狡猾さを見せてきました。だからその死も、悲劇ではなく“因果応報”を感じさせるかも」 菅田が演じる義経は、天真爛漫なようで手段を選ばない「サイコパス感」が話題になっている。「育ての親である藤原秀衡(田中泯)の元に身を寄せた時に、戦の天才が『この生き方でよかったんだろうか』と顧みるか注目です」(ペリー氏)『吾妻鏡』に書かれていない頼朝の「死因」 義経以上にダークに描かれている今回の頼朝。彼の死因は鎌倉幕府の正史『吾妻鏡』に書かれていない、鎌倉幕府最大のミステリーだ。 その後の時代の記述から落馬説、糖尿病による病死説など諸説あるが、歴史研究家の河合敦氏は、「今作では暗殺される可能性がある」と見る。「頼朝を殺すとしたら、北条時政(坂東彌十郎)か梶原景時(中村獅童)あたりが怪しい。景時が善児(梶原善)を使って暗殺する可能性も考えられます」(河合氏) 善児といえば、頼朝と八重(新垣結衣)の間に生まれた千鶴丸を手にかけ、北条義時(小栗旬)の兄・宗時(片岡愛之助)を暗殺するなど、平然と人殺しをしてきた“不幸を呼ぶ男”。頼朝殺しの有力候補の一人だ。 一方、ペリー氏は三谷氏ならではの仰天演出もあり得ると話す。「『真田丸』(2016年放送)の時は、織田信長や明智光秀らの死がナレーションの有働由美子アナの語りのみで処理される『ナレ死』が話題になった。頼朝の死でも、視聴者が驚くようなカードを切ってくるかもしれません。 逆に病気で徐々に弱っていくみたいな、普通の死に方を見せるのもアリ。頼朝の枕元に後白河法皇の生霊が出てきたのを伏線に、いつか頼朝が死後化けて出てくる可能性もあると思います」※週刊ポスト2022年5月27日号
2022.05.15 07:00
週刊ポスト
【動画】菅田将暉と小松菜奈、函館で極秘結婚式 出席者全員和装
【動画】菅田将暉と小松菜奈、函館で極秘結婚式 出席者全員和装
 菅田将暉さんと小松菜奈さんが、北海道の函館で結婚式を挙げていました。 函館は、2人が距離をぐっと縮めた映画『糸』のロケ地。 結婚式の参列者は全員和装で、かなり遠目からでも目立っていたそうです。 紋付袴と白無垢に身を包んだ2人は、親族のみ20名ほどの参列者の前に姿を見せ、笑顔で祝福されていました。 その後は神社の近くの料亭に移動し、披露宴が行われたそうです。 関係者によると、式の最後には、菅田さんが自らの大ヒット曲『虹』を弾き語りで披露するサプライズもあったとのこと。 お似合いの2人、いつまでもお幸せに!【↑ 上の写真クリックで動画へ】
2022.05.10 16:00
NEWSポストセブン
菅田将暉&小松菜奈が北海道で極秘結婚式 出席者全員和装、新郎の弾き語りも
菅田将暉&小松菜奈が北海道で極秘結婚式 出席者全員和装、新郎の弾き語りも
 4月下旬の大安吉日、菅田将暉(29才)の姿は妻の小松菜奈(26才)とともに北海道・函館のとある神社にあった。開花が宣言されたばかりのソメイヨシノの花は数えるほどしか開いていなかったが、函館山の上に広がる空は青く晴れ渡り、散策に訪れた人の姿もちらほらと見られた。そんななか、この日ふたりは夫婦としてのケジメの一日を迎えていた。「結婚式を挙げたのです。3月下旬には夫婦揃って新型コロナに感染し、式の開催が危ぶまれていましたが、無事に予定通りに式を挙げることができて、ふたりとも安心していると思いますよ」(菅田の知人) 菅田はこの式に前後して、全国にその存在を知らしめていた。NHKの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で菅田演じる源義経は、待ちに待った戦に勇んで出かけ、天性の人なつこさで、西田敏行(74才)演じる後白河法皇の信頼を勝ち得ると、軍略の才能を遺憾なく発揮。平家追討の立役者となっただけでなく、同じ源氏の一族である木曽義仲(青木崇高・42才)を自害に追いやった。「菅田“義経”は鬼気迫るものがあります。これまでは悲劇のヒーローというイメージの強かった義経像を、狂気的な戦好きへと一気に、しかも違和感なく描き換えてしまいました。キャラの濃い人物が数多く登場しているこのドラマのなかで彼が残した爪痕は大きい」(テレビ誌編集者) その演技力と存在感は、ランキングにも反映されている。4月26日に発表されたタレントパワーを可視化する「タレント四季報2022春号」(エム・データ調べ)によると、2022年1~3月にテレビ番組やCM出演などで活躍した「俳優ランキング」で、菅田は1位に輝いたのだ。これだけの人気者。さぞかし多忙な日々を過ごしているかと思いきや、菅田はしばらく休暇を取っていたという。「年が明けてすぐに大河の撮影は終わり、5年続いたラジオ『菅田将暉のオールナイトニッポン』も4月5日(4日深夜)に最終回を迎えました。菅田さんはかなり前からラジオの最終回を迎えた後、長期休暇を取りたいと周囲に話していました」(芸能関係者) 長らく第一線で活躍してきた菅田にとって、初と言っていい長期休暇。その時間を使って、菅田は小松との結婚式のために北海道へと飛んでいたのだ。ふたりの結婚が発表されたのは、いまから約半年前だ。「お似合いのふたりのゴールインを祝福する声が上がる一方で、まだ20代の人気俳優同士の結婚に『決断が早すぎるのでは……』と囁かれたのも事実です」(映画関係者) しかし、菅田には小松との結婚を急ぐ理由があった。「菅田さんは小松さんにべた惚れで、とにかくモテる小松さんを誰にも奪われたくないと、当初から結婚を念頭に置いていたようです。菅田さんは、2016年に初共演した頃から小松さんに惹かれていたようですが、2度告白しても小松さんの答えはノー。彼はそれでも諦めず、3度目の共演となった映画『糸』(2020年8月公開)でぐっと距離を縮めました」(前出・映画関係者) 交際がわかったのは、2020年3月で、2021年6月には同棲を始め、2021年11月に結婚を発表した。その後、ふたりの仕事は絶好調だ。菅田が主演した月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)は平均視聴率11.8%を記録する菅田の代表作に。一方の小松も、主演した映画『余命10年』が、2022年公開の邦画実写映画で興行収入ナンバーワンになるなど話題に事欠かない。「結婚すると人気が低迷する俳優が少なくないなか、ふたりは着実に成果を上げています。それも、菅田さんと小松さんに共通する、地に足のついた考え方によるものでしょう」(テレビ局関係者)『糸』のロケ地で式を 結婚式、それは菅田にとってのケジメだったという。「改めて、小松さんや自分の親族に感謝の気持ちを伝える場を設けたいと思っていたようです。仕事の合間を縫って1月頃から式場探しを本格化させ、参列する親族が住む場所などを考慮して、北海道・函館に決めたそうですよ。なんといっても函館は、ふたりの代表作『糸』のロケ地でもありますからね」(前出・菅田の知人) 結婚式の参列者は全員和装。紋付袴と白無垢に身を包んだふたりは、親族のみ20名ほどの参列者の前に姿を見せた。しかし、どれだけひっそりと式を挙げても目立ってしまうのがスターの宿命。同じ日に式を挙げた夫婦やその親族は、すぐに菅田と小松に気がついたという。「参加していたかたが全員和装だったので、かなり遠目からでも目立っていました。菅田さんの弟さんらしきかたがカメラマンを務め、和気あいあいとした様子で、両家のご親族は皆仲がよく、笑顔に溢れていました。なにより小松さんの白無垢姿からは目が離せませんでした。透き通るような肌が際立っていて……あの美しい姿は一生忘れません」(通りかかった人) その後の披露宴は、神社近くの料亭で行われ、式の最後にはあるサプライズがあった。菅田が、自身の曲『虹』を弾き語りで披露したという。この日、この曲を菅田が歌うことは参列者にも伏せられていたようだ。「2020年にリリースされた『虹』は、ストリーミング再生が累計2億回を超える大ヒットとなりました。この曲には小松さんへのメッセージが込められていて、レコーディング中には、彼女への思いが込み上げたのか菅田さんが何度も号泣してしまい、そのたびにレコーディングがストップしてしまったというトラブルもあるほど。それだけ、菅田さんにとって思いが強い曲なんです。まさに、最強のウエディングソングですよね」(前出・菅田の知人) 北の大地で待望の結婚式を終えたふたりは、一転、2300kmほど離れた南の島へと飛び立った。「沖縄・宮古島へお世話になっている人たちへの御礼をかねて行ったみたいです。休養中とはいえ、結婚式の準備に忙殺されていたため疲労困憊で沖縄入りしたふたりは毎日のように“東洋一の絶景ビーチ”といわれる砂浜を訪れ、何をするというわけでもなく、ただただゆっくり過ごし、リラックスできたようです」(前出・菅田の知人) 逃げも隠れもしないその姿は、現地でも目撃されていた。その様子は、仲むつまじい新婚カップルそのものだったという。式の当日、函館の空に虹こそかからなかったが、決して消えないかたい絆がひとつ、結ばれた。※女性セブン2022年5月26日号
2022.05.08 16:00
女性セブン
菅田将暉
『鎌倉殿の13人』で菅田将暉演じる源義経が「一味も二味も違う」と評される理由
 三谷幸喜の脚本で話題を集めているNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。キャラの濃い人物が多数登場しているが、中でも注目を集めるのが菅田将暉演じる源義経だ。時代劇研究家のペリー荻野さんは従来の義経とは「一味もニ味も違う」と評する。その理由とは? * * * いよいよ本格的な源平合戦に突入してきた大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。そこで頭角を現すのが、菅田将暉演じる源義経だが、この義経はこれまでとはイメージが違って驚くことばかり。その個性を一言で言うなら、“デストロイヤー義経”だ。 源義経といえば、挙兵した兄・頼朝のところに駆けつけ、獅子奮迅の働きで、平家打倒に貢献。しかし、頼朝の怒りを買い、奥州平泉へ逃れたものの、そこで討伐される。悲劇の天才武将として知られる。八艘跳びなどアクロバティックな戦場での大活躍、恋人・静御前との純愛、弁慶ら主従との強い絆など、見せ場はたっぷり。時代劇のアイドルと言ってもいい存在だ。 大河ドラマでは、1966年『源義経』の尾上菊之助(現・菊五郎。朝ドラ『カムカムエヴリィバディ』の桃山剣之介役で注目された尾上菊之助の父)はじめ、志垣太郎、国広富之、野村宏伸、滝沢秀明、神木隆之介、大河ドラマ以外でも川野太郎、東山紀之らが多くの人の胸を熱くしてきた。 彼らに共通するのは、常に亡き父・義朝と兄を慕い、源氏の世のために命を捧げるまっすぐな若者であることだ。しかし、『鎌倉殿の13人』の義経は、一味も二味も違う。黄瀬川での頼朝との初対面では、本物かと困惑する頼朝に「兄上~」と走り寄り、大泣き。政子に「甘えていいですよ」と言われると、さっそく膝枕してもらってうっとり。経験もないのに戦には自信満々で、年長武将に対しても態度がデカい。戦に参加できないと駄々をこねたり、すねたりもする。無邪気、天真爛漫、やんちゃなこどものような愛らしささえ感じるが、その勢いでさまざまなものを破壊するのだ。 佐竹軍との戦いでは、急な斜面からの奇襲攻撃を進言し、頼朝にほめられたものの、実行する前に戦は終結。義経は怒りに任せて、土で作った敵陣の模型をぶっ壊す。政子による「後妻(うわなり)打ち」の際には、頼朝の妾の亀の家をほんの少し壊すはずが、完全に破壊して見せる。文字通りのデストロイヤー。 さらに文武両道で優秀な兄弟・義円を陥れて戦に向かわせ、結果、義円は戦死。兄弟関係をも壊してしまう。ダークな一面も見えてきた。  13話では、肝心な時に前夜、初めて出会った娘・里(三浦透子)と朝寝をして、義時らに置いてきぼりされる。おいおい、純愛キャラじゃなかったの!? 今後、平家との激戦では、義経はそれまでタブーとされていた戦法で激戦を制したともいわれる。戦のやり方までも壊すことになるのか…。義経は、鞍馬山の天狗に兵法を授けられたとの伝説があるし、平家が滅んだあとは、「日本一の大天狗」と言われた策謀家の後白河法皇(西田敏行)とも関わるはず。W天狗に影響され、人間離れした姿を見せるとすれば、もはや天狗と人間の垣根も壊してますな。 感心するのは、菅田将暉はこんなニュータイプの義経にぴったりだということ。さすが、「あて書き」と言われる三谷幸喜作品だ。時代の改革者、挑戦者として軽やかに既成イメージを壊しながら、義経の切なさ、辛さを見せつけられたら、もう大変。今から心がざわつく。
2022.04.14 16:00
NEWSポストセブン
菅田将暉の秘密
菅田将暉『ミステリと言う勿れ』の成功とドラマ人気に火が付く条件
 ドラマにおけるある種のトレンドは、作品のクロージングからも窺われるものだろう。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が分析した。 * * * 冬期のドラマも次々に幕を閉じる時期。前評判の盛り上がりに比べると、話題がしぼんでしてしまった作品も多かった印象です。特に黒木華さんや高畑充希さんといったトップクラスの人気役者が主演したドラマがなかなか盛り上がらず。しめった幕引きになってしまったのはなぜでしょうか? 振り返れば、黒木さん高畑さんのドラマはいずれも「ネットニュース編集部」「ベンチャー企業」と具体的な仕事現場が舞台。お仕事ドラマの側面と共に人間関係を描いていく内容でした。しかし、脚本が十分に練り切れていないせいか描かれた仕事も表層的でやや雑な作り。リアルさが足りず、また主人公のキャラクターの掘り下げも不十分で苦悩や成長といった人間ドラマの要素も物足りなかった。 たとえ個性的で演技派の女優たちを看板に並べたとしても、その魅力を十分に発揮するチャンスを準備できなかった、ということでしょうか。 一方、最終回を前に勢いづいているのが『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系月曜午後9時)。一語終わるごとにネットのコメントも沸騰、視聴率も二桁を維持し続けています。 今やドラマ人気の新たな指標として注目される「配信再生回数」ですが、このドラマの9話までの見逃し配信再生数は3202万再生に達し、1クールのドラマで「計3千万回超えは民放番組初めて」の快挙だとか。残り一話ですが「ドラマに賭ける」というフジテレビの意気込み通り、しっかり爪痕を残しそうです。『ミステリと言う勿れ』というドラマは、一見すると「犯人は誰か」といった謎解き要素が多くミステリーのようでいて、しかしその奥には「人間の抱える矛盾とは」「生きるとは」といったテーマが横たわっている。いわば純文学風です。「真実は1つなんかじゃないですよ。真実は人の数だけあるんです。人は主観でしか物を見れない。自分が正しいとしか言えない」「人は病に負けたから死ぬんじゃない」「自分ができることは人もできると信じている教師は、多くを取りこぼすことになる」 菅田将暉さん演じる久能整のセリフは、当たり前のことに疑問を投げかけたり既成概念にを揺さぶる本質的な問いかけ。だから視聴者も一度ドラマを見たら終わりにはならず自分の中で反芻したり考えたり。謎解きのストーリーに依存せず人間の不思議さや迷い、葛藤や苦悩といった要素がしっかりと盛り込まれ、そうした要素が個性派の役者たちをより一層輝かせた、とは言えないでしょうか。 このドラマに登場した個性派役者といえば菅田さんはもちろんですが、例えば風呂光刑事を演じた伊藤沙莉さん。女性刑事ということで職場に居心地の悪さを感じ、完璧ではない自分に対する迷いやミスを重ねる弱さ等も含め、人間臭さを描き出しています。 あるいは9~10話で視聴者を魅了したライカ(千夜子)役の門脇麦さん。解離性同一性障害で人格が豹変するという難しい役でしたが、ライカと千夜子の演じ分けに視聴者は震撼としました。「~だ」「なのか」という中性的な口調でライカの特異性を浮き上がらせていく演技は、門脇さんにしかできない存在感。整にむかって「痛みを代わってあげられたらよかったな」と語るセリフは短い中に悲しみが溢れていた。難解な役に門脇さんをキャスティングして大正解。個性派女優の名に恥じない圧巻の演技を見せてくれました。 そして最終回は、いよいよ犬堂我路役・永山瑛太さんの演技に大注目です。  役者たちの潜在的な魅力を引き出すことに成功した『ミステリと言う勿れ』。それに対して、たとえ演技の上手い人気役者を主役にしても、条件が揃わなければドラマ人気に火が付かないということを、冬期のドラマは示してくれたのではないでしょうか。 NetflixやAmazonの力もありネット配信が浸透し、配信再生ビジネスのうまみも見えてきた今。各局はドラマを強化していく傾向を鮮明にしています。フジテレビは新たにドラマ枠を作り、テレビ東京もTBSも深夜ドラマを増やしNHKにいたっては朝ドラならぬ夜ドラマを毎日15分、月~木に放送するという。 しかし、ただ数を増やせば良いというわけではない。粗製濫造ではなく何度も見たくなる深みのある作品や役者の魅力がにじみ出すような秀作をいかに丁寧に創り上げ世に送り出せるか。それが結果的に配信再生回数を生み出すことにつながっていくはず。制作サイドの力量と熱量が問われているように思います。
2022.03.26 16:00
NEWSポストセブン
『鎌倉殿の13人』登場 石橋静河と三浦透子に共通点“もう一つの顔”
『鎌倉殿の13人』登場 石橋静河と三浦透子に共通点“もう一つの顔”
 NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の追加キャストが発表され、菅田将暉演じる源義経の愛妾・静御前を石橋静河、正妻・里を三浦透子が演じることが分かった。源頼朝(大泉洋)をめぐる北条政子(小池栄子)、八重(新垣結衣)、亀(江口のりこ)の三すくみバトルに続く“女の戦い”に期待が高まると、ベテラン芸能ライターが言う。「頼朝をめぐる3人が今のトップ女優なら、義経を争う2人は、次世代のトップ女優候補として並び称される存在です。石橋さんはリバイバル版『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)の赤名リカ役などで見せた自由奔放な演技が魅力なので、義経を翻弄する静御前役はピッタリでしょう。 一方、三浦さんは米アカデミー賞に作品賞でノミネートされた『ドライブ・マイ・カー』、朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』と話題作に立て続けに出演。大河と朝ドラを掛け持ちで出演するのは異例ですが、彼女は“カメレオン女優”と呼ばれるほど、作品によって演技が変わる。『鎌倉殿』で彼女が演じる義経の正室・里はこれまでほとんど知られてこなかった人物だけに、どんな演技を見せるのか楽しみです」 ともに大河初出演となる2人だが、女優としてのキャリアは長く、経験面での不安はない。石橋はキャスト発表時のコメントで、「三浦さんとは、女同士の戦いが強烈かつコミカルに描かれていて、カットがかかると二人でつい笑ってしまうような、そんな明るい時間でした」と余裕を見せた。 次世代トップ女優として並び立つ2人には、ある共通点がある。女優の他に“もう一つの顔”があることだ。「石橋さんは幼少期からバレエダンサーを志し、海外への留学経験もある。その後、コンテンポラリーダンサーに転じ、ミュージシャンのPVやCMなどでキレのあるダンスを披露しています。 一方の三浦さんは歌手としても活躍しており、アニメ映画『天気の子』(新海誠監督)では主題歌のボーカルに抜擢され、紅白歌合戦にも出場経験があります。ちなみに、『カムカム』で三浦さんが演じるのは主人公・ひなたの親友役ですが、そのひなたの子供時代を演じたのは新海監督の娘の新津ちせさんという縁もある。 歌手として活動するという点では、義経役の菅田将暉さんも同じです。それぞれ演技以外のバックボーンがあるため、他の俳優とは違う唯一無二の個性が発揮されているのかもしれません」(同前)
2022.03.06 16:00
NEWSポストセブン
原作者に聞いた『ミステリと言う勿れ』
『ミステリと言う勿れ』原作者が選んだ「特に思い入れの強いセリフ」3選
 今クール最大の話題作と呼び声高いドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系、毎週月曜午後9時~)。毎話放送後に話題となるのは、菅田将暉演じる主人公の久能整が淡々と語る数々の言葉だ。同作は『月刊フラワーズ』で連載中の漫画が原作。そこで原作者の田村由美さんに名ぜりふの秘密などをインタビューしました!「自分の作品がドラマ化されることは初めてで、しかも主演が菅田将暉さんと聞いたときは、彼以上の久能整は考えられないと、本当にワクワクしました。菅田さんは、原作の整の雰囲気をなぞるだけではなく、『何のために演じるのか、何を伝える話なのか』まで深く掘り下げて考えてくださり、“人間・久能整”を作り上げてくださいました。なので、毎週放送を見るのが本当に楽しいです」 そう語る田村先生。この作品は、整が淡々と語るせりふが大きな魅力のひとつだ。「キャラたちの会話は、実際に口に出しながら描くことが多いです。特に整の言葉には、自分が普段から考えていることや、映画やドラマ、ニュースを見て疑問に感じたこと、ツッコミを入れたくなったことが入っていたりします。こうあってほしいという願望もです。ただそれは自分の思いであって、読んでくださる方にお話を楽しんでもらえるのがいちばん大事だと思っています。 整のモデルは特にいないのですが、友人からは『いままでの主役の中でいちばんあなたに近い』と言われて驚いています。自分は無口な方なんですが……(笑い)」 整には、田村先生の思いや願いが込められているのかもしれない。なかでも田村先生が特に印象深いせりふを厳選してくれました! あなたの心に響くせりふは?■1巻「猫は、あなたに死ぬところを見せたくなかったんです」(4話) 刑事の風呂光聖子(伊藤沙莉)が猫の死に目に会えず悲しんでいたと、同僚の池本優人(尾上松也)に言われたときの言葉。「これは友人から聞いた言葉です。その後、別の近しい人が愛猫を亡くして悲しんでいたとき、この言葉を伝えると『そう考えれば少し気が楽になるわ』と。同じ思いをしている人がいると思って描きました」(田村先生・以下同)。■4巻「僕、ずっと思ってました。どうして“闘病”って言うんだろう……。(中略)……人は病に負けたから死ぬんじゃないです」(5話) 検査入院した整が、隣のベッドの年老いた元刑事(小日向文世)にかけた言葉。「私は著名人の訃報が出るたび、『病には勝てず力尽きて…』などの文言が嫌だなとずっと思っていました。整のせりふにあるように、どうして亡くなった人に鞭打つ言葉を使うんだろう、と。私ならそう言われたくないです」。■9巻「“お姉ちゃん”て呼んでくれる人はもう決して出て来ないの」 老舗社長宅に家政婦として働く畑中詩に、整が「(子供たちを)名前で呼んであげてほしい」と言うのに対して詩が言った言葉。「私も若い頃は、整くんのようにお子さんは名前で呼んでほしいと思っていましたが、年月を経たいまは詩さんのように思ったりもするんです。自分の中の新しい視点に気づき、興味深かったです」。 そのほかにも作品のなかに数々の名言がちりばめられている。■1巻エピソード1「真実は人の数だけあるんですよ」「昔からあちこちで『真実は一つ』といわれるのに違和感がありました。同じ事象も、立場によって見え方が違って当然ではないかと思っています」■1巻エピソード2「どうして人を殺しちゃいけないんだ」 実は整のせりふにはこのようにドキッとするものも少なくない。「このくだりはずっとずっと考えてきていたので、思い入れがあります」と田村先生。■1巻エピソード2「メジャーリーガーは子供の成長に立ち会うことを父親の権利だと思い、日本側の解説者たちは義務だと思っている」 池本刑事の妻が出産し、「子育てに参加している」という池本に整は、「お子さんを奥さんの付属物だと考えないですか。だから“参加する”とか“手伝う”なんて言葉が出るんです」と述べる。「うんうん」と共感した読者も多いのでは。 最後に、田村先生からのメッセージを。「いつも応援ありがとうございます。マンガだけ読んでいただけるのは最高にうれしいですし、ドラマだけ見ていただけるのもとてもうれしいです。両方を見ていただけたら、持ち味の違いが面白いかもしれません。これからもよろしくお願いいたします」写真/(C)田中由美/小学館 (C)フジテレビジョン 文/別所礼子※女性セブン2022年3月10日号
2022.02.28 07:00
女性セブン
菅田将暉の秘密
菅田将暉の「異物感」をさらに強める“若者”役での2夜連続出演
 今もっともオファーの絶えない俳優の1人といえば、菅田将暉(29才)だ。今期のドラマでは、月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)と2夜連続で出演している。しかも演じるのは菅田よりも10才近く若い役。それによりどんな効果を生んでいるのか? コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。 * * * 20日に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第7話の最後に菅田将暉さん演じる源義経が登場。わずか1分程度の出演だったにもかかわらず、ネット上は盛り上がりました。ドラマ開始から2か月弱での本格参戦となり、ここから約3か月にわたる準主役級の活躍が予定されています。 菅田さんは現在、月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』にも出演中。膨大な知識と独自の価値観を持ち、持論をしゃべり続けることで事件解決に導く大学生・久能整を演じています。 源義経も現在、劇中では推定21歳を演じている最中であり、驚かされるのは29歳の菅田さんが20歳前後の2役を同時期に演じていること。しかも時代背景やキャラクターが大きく異なる上に、日曜・月曜の2夜連続放送となるなど、難しい挑戦であることは間違いありません。なぜ菅田さんは20歳前後の若き登場人物を立て続けに演じているのでしょうか。さらに、両作を同時期に演じることで、どんな相乗効果が得られるのでしょうか。現在の若手主役級はアラサーがズラリ 本来、作り手としては、「20歳前後の役はそれに近い25歳くらいまでの俳優に演じてもらう」のが理想です。たとえば、菅田さんといえども、連ドラの主人公として1作まるごと大学生を演じたら違和感を抱かれかねません。 しかし、「『ミステリと言う勿れ』や『鎌倉殿の13人』ほどの大作で主演、または準主演を務められる25歳以下の俳優が少ない」のも事実。現在、連ドラで主演級を務める菅田さん以外の若手俳優は、林遣都さん(31歳)、山田裕貴さん(31歳)、坂口健太郎さん(30歳)、染谷将太さん(29歳)、仲野太賀さん(29歳)、吉沢亮さん(28歳)、竹内涼真さん(28歳)、神木隆之介さん(28歳)、間宮祥太郎さん(28歳)、成田凌さん(28歳)、福士蒼汰さん(28歳)、山崎賢人さん(27歳)などのアラサーが大半を占めています。 彼らアラサー俳優の主な支持層は10~40代と幅広い上に、民放各局が重点ターゲットに掲げる視聴者層とほぼ一致。彼らを主演や準主演に据えることで、視聴率獲得につながりやすい30~40代を抑えつつ、スポンサーの求める20代以下の層を狙うこともできます。逆に20歳前後の役柄に近い25歳以下の俳優は、同年代の支持はあっても年上世代からの認知度や支持率はまだ低く、視聴率につながりにくいとみなされがちです。 また、役をつかむ感性の鋭さを評価されることの多い菅田さんは、年齢のイメージを持たれることがあまりありません。実際、昨年の『コントが始まる』(日本テレビ系)で演じた売れない芸人・高岩春斗、2020年の『MIU404』(TBS系)で演じた黒幕・久住、2019年の『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)で演じた狂気の教師・柊一颯、2018年の『dele』(テレビ朝日系)で演じた何でも屋・真柴祐太郎。いずれも強烈なキャラクターが前面に出た視聴者に年齢を意識させない役柄でした。『ミステリと言う勿れ』と『鎌倉殿の13人』の2役も、設定上の年齢は20歳前後ではありますが、あくまでキャラクター重視の役柄であり、あまりそのことを意識して見ている人は少ないのではないでしょうか。 さらに、『ミステリと言う勿れ』は大学生が集まるキャンパスや飲み会などのシーンが少ない、『鎌倉殿の13人』は源義経より4歳年下の主人公・北条義時を、菅田さんより10歳年上の小栗旬さんが演じることから、違和感を抱かれにくいところもありそうです。他とは明らかに違う異物感アップへ 両作を同時期に演じることで生まれる相乗効果はいくつか考えられますが、最も期待したいのは、菅田さんが醸し出す“異物感”がこれまで以上に増していくこと。どこまでも偏屈な久能整、まっすぐでピュアな源義経と、まったく異なるキャラクターながら、「ともに天才肌で、我が道をゆくため周囲から浮いてしまう」という異物感は共通しています。 そんな異物感は“特別感”と言い換えることもできるだけに、菅田さんの演技を日曜・月曜と立て続けに見た視聴者が魅了されるのは当然でしょう。売れっ子とは言え、2夜連続で2局の看板ドラマ枠に出演するのは異例であり、それでも「出すぎ」「飽きた」などと思わせない演じ分けが称賛を集めるのではないでしょうか。 菅田さんは「菅田くんありきの作品だから」「他の人ではダメなので絶対に出てほしい」と請われる形でのオファーが多いようですが、今回の2役でますます作り手たちの制作意欲をかきたてる存在となるでしょう。たとえば、原作アリなら「こんな異物感の漂う主人公を演じられるのは菅田将暉しかいない」、オリジナルなら「菅田将暉の異物感をどのように生かそうか」と思わせる俳優なのです。 演技で魅了しているため忘れられがちですが、菅田さんは昨年11月に小松菜奈さんと結婚したばかりの新婚。「感性の鋭い菅田さんなら、プライベートの変化が演技にいい影響を及ぼすのではないか」という期待の声もよく聞きますし、今回の2作に限らず、まずは30歳の誕生日を迎える来年2月までの1年間で、どんな進化を見せてくれるのか楽しみです。【木村隆志】コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月30本前後のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組に出演し、番組への情報提供も行っている。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。
2022.02.27 07:00
NEWSポストセブン
見逃し配信サービスが充実してきた(TVerより)
『ミステリと言う勿れ』が新記録 ドラマ「見逃し配信」の高い価値
 俳優の菅田将暉が主演を務めるテレビドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)が話題だ。1月10日に放送がスタートすると、第1話から視聴率13.6%と好発進。第2話が12.7%、第3話が13.2%、第4話も13.3%と10%を上回る高視聴率が続いている。しかし、単純な視聴率の高低でドラマの価値を測る時代は、終わりつつある。 リアルタイム視聴も好調な一方、『ミステリと言う勿れ』は見逃し配信の再生回数でも注目を集めている。第1話の放送終了後、フジテレビ歴代最速で100万回の再生回数を記録。さらに第2話放送までの1週間での再生回数は424万回に達しており、これまでトップだった昨年秋放送のドラマ『ラジエーションハウスII〜放射線科の診断レポート〜』の251万回を大幅に上回る最高記録を叩き出した(FOD、TVer、GYAO!、Yahoo!の合計値、フジテレビ調べ)。『ミステリと言う勿れ』に限らず、近年は視聴率だけでなく見逃し配信の再生回数が話題になることが多い。昨年は女優の吉高由里子が主演を務めたドラマ『最愛』(TBS系)が、第1話放送後1週間で見逃し配信の再生回数287万回を達成(TVer、TBS FREE、GYAO!の合計値、TBS調べ)。TBSドラマの初回放送のなかで歴代1位を獲得している。 今年に入ってからも、東海テレビのドラマ『おいハンサム!!』やBSテレ東のドラマ『婚活探偵』などが、各社の見逃し配信の再生回数の記録を塗り替えて話題となった。 これからの時代、見逃し配信の再生回数がドラマの価値を測る上で重要な指標となるのだろうか。 次世代メディア研究所代表でメディアアナリストの鈴木祐司氏はこう語る。「ドラマは視聴率で人気を測る時代から、視聴率以外の尺度も動員してパワーを測定する時代に入りました。 従来の視聴率が意味していたのは“無料でドラマを見る人の割合”です。しかし、現在は“ドラマでどれだけ経済的利益を生んだか”の方が重要。つまりスポンサーが支払う広告料や配信料をどのぐらい獲得し、結果としてどのぐらい利益が残ったのか、という尺度でドラマの価値を測るということです。 例えば仮に視聴率15%で広告収入5000万円のドラマと、見逃し配信で500万回再生されたドラマがあったとして、これらを比較してみます。視聴率15%ということは、おおよそ1500万人の視聴者がいる。見逃し配信の500万回再生よりも、視聴者の数としては圧倒的に多いです。 しかし、見逃し配信の際に15秒2円のCMが5本再生されるとするなら、500万回再生で広告収入は5000万円になります。すると経済的利益の尺度からは視聴率15%と配信500万回再生は等価と言えます」 こうした“ドラマの価値を測る尺度”の変化によって、ドラマの内容自体が見直されることにもつながると鈴木氏は続ける。「テレビ局は、見逃し配信における15秒CMの単価を2円から4〜6円に引き上げる努力をしています。CM本数も5本から10本に増やせば、売り上げは何倍にもなります。 つまりテレビ局にとって、リアルタイムでのテレビ視聴者が減り視聴率が下がっても、見逃し配信や有料配信で補って余りある収入が得られれば、問題はないのです。実際にTBS日曜劇場は、その方向に向かい始めています。 こうなると、より多くの人に受けるドラマである必要はなくなります。たとえ視聴者数がこれまでの半分、極論すれば10分の1であったとしても、見逃し配信で単価の高いCMをつけることができたり、あるいはSVOD(定額制動画配信)で高い配信料を得られたりするのであれば、全く問題がない。むしろCMを挟んだり有料になったりしても視聴したいと思わせるような尖ったドラマがより価値の高い作品となってきます。 ドラマの評価基準は否応なく変化しています。報道するメディアの側がいつまでも視聴率が高い低いと騒いでいる場合ではないんです」 ドラマが成功したか否かを視聴率で判断したのは過去の話。大衆受けよりもコアなファン獲得へと向けたコンテンツが増えていくというのが今後の流れとなりそうだ。◆取材・文/細田成嗣(HEW)
2022.02.05 11:00
NEWSポストセブン
【動画】菅田将暉の両親が初告白 天才役者を育てた家族の哲学
【動画】菅田将暉の両親が初告白 天才役者を育てた家族の哲学
 菅田将暉さんの両親である菅生新さんと好身さんが、子供たちの育て方を明かしました。 好身さんによると「怒ってばかりの母親だったんです。でもいつしか子供たちに笑顔がなくなってきたのを感じて……。『怒らないキャンペーン』を始めたら、一家の空気が変わったんですよね。あれがターニングポイントでした」とのこと。 新さんは「負荷をかけたらダメ。学力が高い子供って、基本的に親が『勉強せい』って言わないもので、うちも自分で考えて選ぶ『選択力』を大切にしたんです」と明かしています。【↑ 上の写真クリックで動画へ】
2022.01.31 16:00
NEWSポストセブン
菅田将暉の秘密
菅田将暉の両親が初告白 天才役者を育てた「家族の哲学」
 主演するドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)の見逃し配信が、民放全ドラマの歴代最多となる424万再生を突破するなど、圧倒的な人気を誇る菅田将暉(28)。昨年は『花束みたいな恋をした』を始め5本の映画の出演し、今年も主演映画『百花』(9月公開予定)が控えている。私生活では女優の小松菜奈(25)と結婚して話題を呼ぶなど、「芸能界は菅田を中心に回っている」(スポーツ紙デスク)と言われるほどの黄金期に、菅田にまつわる一冊の貴重な書籍が発売された。『3兄弟のあしあと』(辰巳出版、2021年11月刊)がそれだ。著者は菅生好身(すごう・よしみ)さん。菅田の母親である。好身さんは東京や大阪でエステサロンを経営し、子育てに関する相談や夫婦問題のカウンセリング、講演会などを行なう一般社団法人ライフバランス協会代表理事を務める。そんな好身さんが綴った同書は、菅田を含む個性豊かな3兄弟をいかにして育てたか、母親と父親の役割とは何か、子育ての試練やその対処法を母親の目線で解説しつつ、子育て中の親へのエールを贈る一冊となっている。 家族から見た菅田の素顔、幼少時のエピソードから独立、そして結婚まで、好身さんと父親の菅生新(あらた)さんが独占インタビューに応じた。【前後編の前編】 * * *好身:私は美容の仕事もしていますが、お客様は子育て世代の主婦の方たちが多く、相談を受けることが多かったんです。それで、自分の体験をお伝えできればと思い、このたび一冊の書籍にさせていただきました。新:我が家の子育てについて、ここまで詳細に明かしたのは初めてだね。好身:何しろうちは男の子3人兄弟だったから、大変でした。思えば最初は「長男(将暉)はできたけど次男はできない」とか比較をしてしまうことあったし、怒ってばかりの母親だったんです。でも私があまりにも厳しくしていたからか、いつしか子供たちに笑顔がなくなってきたのを感じて……。それである日「怒らないキャンペーン」を始めたら、一家の空気が変わったんですよね。あれが我が家のターニングポイントだった気がします。新:結局、負荷をかけたらダメなんですよね。学力が高い子供って、基本的に親が「勉強せい」って言わないもので、うちも自分で考えて選ぶ『選択力』を大切にしたんです。とくに長男は小学校の頃まではフワッとしていたけど、中学1年くらいから理論派になった。自分で考えて、理屈で理解するようになりましたね。なぜ勉強するのか? 将来の選択肢を増やすためなんだな、と。実際、勉強は言われなくてもよくしていたもんね。好身:「将来は数学の先生」になりたいって言っていたくらい、理系の科目はすごく良く出来ましたね。定期テストで全教科85点以上取ったら携帯電話を買ってあげると約束したら、しっかり達成してきたことも。新:それ僕が言い出したらしいんやけど、すっかり忘れてしまって(笑)。好身:主人、言ったことを忘れてしまうことがあるんです。「そんなの知らんで」と言われてガッカリしていた。そいうった主人の理不尽さを見てきたからか、社会に出てからも困らなかったみたい(苦笑)。本人も「子供の頃からお父さんの理不尽さを見ているから、仕事で納得いかない対応をされても大したことない」と言っていました。新:長男はいつだったか、「僕にとって父より理解できない生物はこの世にいない」なんて言っていたからね。でも本当に忍耐強い子には育ちました。好身:芸能界で生き抜いたのも、そういう素地があったからかもしれませんね。「お風呂で止めどなく涙が出てきたことも」新:元々テレビっ子でしたけど、芸能界に入りたいなんて思ってなかった。成長してちょっといい顔になってきて、街中に行くとスカウトされる。友達の中で自分だけ声がかかったりすると、その気になってしまってね。それで事務所の推薦状を持ってオーディションにも行ったけど、落ちてしまう。でも落とされると悔しくなるわけ。有名事務所の大規模なオーディションでは、応募者6万5000人以上の中から31人の最終オーディションまで来たけど、やはり落選。それでもチャレンジし続けたもんね。好身:それに「縁」も大きかった。最後にジュノン・スーパーボーイ・コンテストを受けてダメだったら諦めようってことになってたんです。そこでファイナリストに選ばれて、たまたまいまの事務所に所属が決まって、たまたま16歳で『仮面ライダーW』(2009年)の主演が決まって。もし歯車が違っていたら、今頃数学の先生になっていたかもしれません。当時は芸能活動と並行して、大学入学を目指していましたから。新:仮面ライダーも決まったら決まったで、本当に大変でしたからね。あの作品で上京したんですが、何にもわかんなくて。関西弁しか喋れない。標準語がまず喋れなかった。演技の前の話ですよ。仮面ライダーは登竜門というけど、そこで埋もれる役者も多いし、長男も何度辞めて大阪に帰ろうと思ったか分からない。好身:ダブル主演だった桐山漣君に随分と助けてもらいましたね。当時は大泉学園で桐山漣君の向かいのマンションに住んでいた。桐山君は料理ができるから、しょっちゅうご飯を食べさせてもらって、標準語も教えてもらった。新:彼に助けてもらえなかったら、倒れていたかもしれません。深夜に撮影が終わって、翌朝早くにスタート。ほとんど寝ていません。しかも身長の伸び盛りの時だったので、睡眠不足は体にも堪えたでしょうね。172センチくらいで東京に来て、それから5センチは伸びたけど、あの1年をしっかり睡眠取れていたら、さらにあと5センチは伸びたはず。好身:「つらい」って素直に弱音をこぼすこともあって。いつだったか私、お風呂に入っていたら、止めどなく涙が出てきたことがありました。母親って子供が身体の一部なので、半身もぎ取られた感じでした。上京したてのころ、長男は熱をしょっちゅう出していたので、その度に東京に行っていました。都内に自宅があれば、帰って来れたり友人と発散できたりするんでしょうけどね。地方から芸能界に出て行くのは想像以上に大変だったと思います。新:長男が東京に出てしまって、次男が繰り上がって長男のようになる。だから次男もすごくしっかりした。いままではどうしても兄がいたら、兄の存在に甘えて、自分は好きなことをしてたらいいやんって部分がありましたから。好身:もともと下の子たちは長男をずっと慕っていましたからね。うちは3人とも自宅出産だったので、下の子たちが生まれてくる瞬間を長男は見ていたので、弟たちがとにかく「愛しい可愛い」なんです。次男をお風呂で産んでいる瞬間を撮影したビデオを見ると、次男が出てきた瞬間、長男は「かわいいー!」と叫んでいた。新:自分も裸にならないとあかんのかと思ったのか、服を全部脱いでしまってね(笑)。3歳半の子供なりに、赤ちゃんに合わせなあかんと思ったんだろうね。それで産まれて数分後の赤ちゃんに向かって、ウルトラマンや仮面ライダーの人形を持って、「あそぼー!」と声をかけていた。好身:ある程度大きくなってきたら、お風呂も3兄弟で入ってくれて。抱っこして頭を洗ってくれたりして。父親が忙しくて家に居ない時も多かったので、お父さん代わりですね。長男が中学時代は、いつも弟たちの寝かしつけをやってくれていた。定期テストの直前でも、末っ子をトントンして寝かしつけながらテキストを読んでいた。もう当たり前のことだったので、小さいパパみたいな感じでした。新:兄弟みんなで協力する、というのを当たり前の環境にしていたもんね。兄弟で喧嘩したこともない。好身:大掃除とかもみんなで並んで雑巾掛けしたり。お父さんが外で頑張って働いてくれてるから、屋根のある家に住んでいる。できることは家族で協力してやろうっていうのは、小さい頃から言ってきていました。お手伝いについては、「嫌なことでもやるという免疫力がついた。面倒臭いこと、やりたくないけど自分にメリットのあること、これをいかにやるかが仕事の中でも対人関係においても大切」と長男も言っていました。(後編【菅田将暉の両親が明かす子育て秘話「彼の金銭感覚を育んだもの」】に続く)
2022.01.29 11:00
NEWSポストセブン
菅田将暉
菅田将暉の両親が明かす子育て秘話「彼の金銭感覚を育んだもの」
 ドラマに映画と、今年も芸能界の中心で活躍する菅田将暉(28)。そんな菅田の母親・好身(よしみ)さんが、昨年11月、一家の素顔や子育てについて明かしたエッセイ『3兄弟のあしあと』(辰巳出版)を出版した。菅田を含む個性豊かな3兄弟をいかにして育てたか、母親と父親の役割、子育ての試練やその対処法などを母親の目線で解説した一冊だ。同書の出版を記念して、家族から見た菅田の素顔や兄弟の関係について、好身さんと父親の菅生新(あらた)さんがインタビューに応じた。(前後編の後編。前編は【菅田将暉の両親が初告白 天才役者を育てた「家族の哲学」】) * * *新:長男が『仮面ライダー』の出演をきっかけに家を出て、下の2人がいままで以上に仲良くなった部分もあったね。好身:次男、三男への影響は大きかったです。長男が早くに社会に出て、役者という仕事をするようになって、下の子たちも将来のことをすごく真剣に考えるようになった。2人とも大学に進学したのですが、三男は入りたい塾を自分で選んで、父親にプレゼンまでしましたから。新:三男はいま大学4年ですが、奨学金を借りています。それで本人は月々1万5000円くらいか、返している。大学はお金がこれくらいかかるから、ちゃんと自分で支払っていくようにって意識を持って欲しかった。小遣いは一銭も渡してないし、食事代なんかも全部バイト代で賄えと。面倒を見るのは住むところだけ。子どもたちもそれが当たり前になってる。小遣いが足らんからとか、飯食いたいからお金くれと言うてきたことは一度もない。ちなみに三男はバイト先でも菅田将暉の弟だということは言っていなくて、でも顔がそっくりなので、「似てますね」ってしょっちゅう言われるらしいんです。そのたびに、「あーそうですか、よく言われるんですよ」ってとぼけてるそう(笑)。好身:お金がなかったら自分で働かなければいけない、という考えは3人ともしっかり持っていますよね。新:個人的な考えですけど、家計に余裕があったとしても、子供が大学に行ったら奨学金を借りさせるのはありだと思ってます。僕はコンサルやってるけど、まずは奨学金を借りている奴から採用しろと言ってます。返さなあかん返済があるから、すぐに会社を辞めることはない。最近は会社をすぐ辞める若者が多いけど、それは親がいけない。僕らの世代の親が子供を甘やかして育ててるから、辞めてもいいよ、いつでも戻ってきていいよって。それは違うと思うんです。好身:そのあたりが分かっているから、うちの子たちは贅沢をまったく求めない。新:そう。長男はよく「生きるためにお金は必要だけど、お金に執着はしない」って言うんです。そういう風に考えられる子に育ってくれたのは嬉しいね。好身:あと話は変わりますけど、うちは小さい頃から子どもたちが大人に囲まれて育っていたじゃないですか。主人が主催する企業経営者の勉強会で受付をやったり、色々な経営者の方と挨拶をしたり会話をする。だから大人に対して怖いという意識がなくて、長男からすると、このあたりの体験も仕事に活きたみたいです。新:ジュノン・スーパーボーイ・コンテストの時の話ですけど、楽屋にはホンマに顔の綺麗な子ばっかり揃っていてね。でも僕が話しかけると、会話の「か」にもならない。みんな大人と会話ができないんです。年の離れた人と話をする経験がほとんどないんでしょうね。イマドキの子はそれが普通なのかなと、ドキッとした覚えがあります。そんな子がなんぼイケメンで俳優デビューしても、現場で監督やプロデューサーがもういっぺん仕事をしようと思えないでしょう。小松菜奈との結婚は「発表までが大変でした」好身:どんな大人に対しても、自然と会話や質問ができるようになりましたよね。いまでも長男はタクシーに乗ると運転手さんに話しかけるんです。東京はあまりないかもしれないけど、「今日は寒いですね」とか「景気はどうですか」とか当たり前に感じたことをフッと聞いている。新:うちは家の中でずーっとしゃべっていたからね(笑)。しかもプラスの話題がほとんど。うちは会話の8割は何かリスペクトのことだから。褒めることばっかりだね。好身:息子3人が家を出たいまでも、家族LINEでしょっちゅうやりとりをしています。長男は自分が出演するしないにかかわらず、いろんな映画を薦めてくれたりね。「Netflixの『イカゲーム』が面白いよ」とか、「それ見た見た!」とか。離れて生活してますけど、意外と離れているって感覚はありません。長男と会うのは年間数えるくらいですけど、隔たりはまったく感じない。新:家族LINEで長男が『キネマの神様』(2021年8月公開)でご一緒した山田洋次監督とのツーショットの写真を送ってくれたりね。今まで自分が経験したことがない撮影の仕方で、その現場現場で一つ一つ丁寧に撮影していて、すごく勉強になったと言っていました。長男はいま少し精神的にも余裕があるんだろうね。結婚もしたしね。好身:あまりお相手の話はできないけど、仲良くやっていて安心して見ていられます。結婚に関しては発表までが大変でした(苦笑)。新:あちらのご家族のこともありますから。発表するまでは「絶対にバレてはいけない」と、もう大石内蔵助の気分でした(笑)。2人で婚姻届を出しに行って、それから発表するまで10日くらいバレなかったから、本当に良かったです。仕事面でもお互いリスペクトしているのが伝わってくる。長男はなかなか他の役者さんの演技に言及しないタイプだけど、小松菜奈ちゃんの演技力には学ぶところがあるようです。下の子たちとも仲良くしてもらって、いまでは本当のきょうだいのようになっています。好身:本当にそう。この家族の絆があれば、どんな困難も乗り越えられると信じています。
2022.01.29 11:00
NEWSポストセブン
菅田将暉
髪形と髪色で愉しむ冬ドラマ「芸能人は一般人より髪が早く伸びる」説も
 1月から次々とスタートした冬ドラマ。その見どころはどこにあるのか。コラムニストで放送作家の山田美保子さんが、芸能人の髪形と髪色に着目し、注目のドラマを紹介する。 * * *「どこにいた?」「出てた?」という声が続出「たくさんのかたに知ってもらって」とは1月14日、『A-Studio+』(TBS系)に出演した横浜流星サン(25才)の弁。MCの笑福亭鶴瓶サン(70才)からブレークのきっかけが深田恭子サン(39才)主演の『初めて恋をした日に読む話』(同)での“ピンクヘア”と指摘されたときのことでした。 そんな横浜サンは、主演映画『嘘喰い』(2月11日公開)では、かつらの案もありながら、「ひとつの覚悟をもって」銀髪に染めたことを告白なさっています。 1月期のドラマでも、ヘアチェンジをした俳優さんや女優さんが話題を独占しています。まずは10日にスタートした『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)主演の菅田将暉サン(28才)です。初回の世帯視聴率は13.6%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)と好発進。見逃し配信は2日間で約145万回再生(合計値)と、同局のドラマの最高記録を更新しました。 小松菜奈サン(25才)との結婚後、初の連ドラ出演ですが、菅田サンに限っては、なんの気負いもプレッシャーもなさそうに見えますよね。ここ数年、ドラマでも映画でもCMでも、硬軟併せ持って、さまざまな作品に出てきた“カメレオン俳優”の第一人者です。『ミステリ~』での久能整(くのう・ととのう)は、天然パーマにコンプレックスを抱いている役ゆえ、髪形がもっとも大事。『月刊フラワーズ』(小学館刊)に連載中の原作漫画に魅了されたという菅田サンは、原作ファンを裏切ってはいけないという想いも強くされたのでしょう。役作りのため、地毛を伸ばしてパーマをあてていたんですよね。 もちろん、撮影が始まる前から準備万端。アフロヘアは2015年に出演した映画『明烏(あけがらす)』に続いて2度目ですが、7年前と現在とでは俳優・菅田将暉の“現れ”も“実績”もおおいに異なります。あまりの多忙さに心が折れそうになった昨年や一昨年は、それ以上に多くの作品に異なる役で出演していた事務所の先輩、松坂桃李サン(33才)を思い浮かべ、奮い立ったと聞きました。 でもいまは、最愛の小松菜奈サンの存在が菅田サンを公私にわたり強くしているのでしょう。実は初回オンエアの当日、番宣のため、『ノンストップ!』に出演する菅田サンとフジテレビの廊下ですれ違い、ご挨拶をさせていただきました。思った以上に背が高く、驚くほど小顔でした。そして廊下ではオーラを消していらっしゃいました(笑い)。 その『ミステリ~』では、永山瑛太サン(39才)の髪形と髪色にも視聴者の注目が集まりましたよね。昨年の『リコカツ』(TBS系)でも、現在オンエア中の『洋服の青山』のCMの「AOYAMANIA(アオヤマニア)」でも黒髪&短髪の熱すぎる男を演じられていたので『ミステリ~』での金髪&マッシュルームカットには驚かされました。ネットでも「瑛太サン、どこにいた?」「出てた?」という声が続出。 そういえば、奥さまの木村カエラさん(37才)と似た髪色と髪形でしたよね。ネットといえば、自身のSNSで作品の面白さと菅田サンの演技を絶賛していた永山サンが放送終了後、役のビジュアル含め番宣をした“匂わせ投稿”も話題となりました。俳優さんや女優さんは一般人より髪が早く伸びる特徴も? 髪色では、『ファイトソング』(TBS系)の菊池風磨クン(26才)のオレンジ色にも目を惹かれました。でもそれ以上に心を奪われたのが風磨クンの演技。ファンの皆さんの間では「風磨そのもの」「風磨を見ているみたい」との声が多いものの、清原果耶チャン(19才)演じる花枝を笑顔で応援しつつ、自身の想いを封じ込め、傍で見守る慎吾の切ないせりふは、いつも温かいです。 風磨クンのことは、ほとんどしゃべってくれなかった(苦笑)『潜入!リアルスコープ』(フジテレビ系)の演者と放送作家の時代から見させていただいていますが、いや~本当に演技がうまくなりました! 中島健人クン(27才)とは異なる方向でグループを牽引してきた実績と、多くのバラエティー番組に体当たりで挑戦してきた自信が演技に結び付いたのでしょうね。素晴らしいです。 そして間宮祥太朗サン(28才)! 黒髪で前髪を垂らした間宮サンも、言われなければ「誰?」と思ってしまう。これまでは男らしくて凜々しい役柄が多かったものですし、出演中の『サントリー THE STRONG 天然水スパークリング』のCMではスキンヘッド。『花王アタックZERO』では、賀来賢人サン(32才)と共に“顔芸”担当です。 そんな間宮サンが、あの特徴的な鋭い瞳を前髪で隠し、これまでのところ、多くのシーンで静かな演技を披露されていらっしゃる。これも、髪形&髪色にうまく引っ張られているからなのかもしれません。 女優さんでは、『ゴシップ#彼女が知りたい本当の〇〇』(フジテレビ系)に主演する黒木華サン(31才)の前髪厚めのボサボサ気味のヘアが気になります。黒木サンは『凪のお暇』(TBS系)では、ひどいクセ毛を長時間かけてツヤツヤのストレートヘアにする役でしたし、『イチケイのカラス』(フジテレビ系)では宝塚歌劇団の男役を思わせる短髪。古くは髪を後ろでひとつに束ねた地味な『連続テレビ小説「純と愛」』(NHK)でのホテルウーマン役から、それをほどいてウザいほどに(!)弾けまくった『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)のジェーンまで、ヘアチェンジをきっかけに役に没頭する女優魂を見させていただきました。 そして、デビューの主演ミュージカル『山口百恵トリビュートミュージカル「プレイバックpart2~屋上の天使」』から見させていただいている高畑充希サン(30才)も黒木サンと似たタイプの演技派女優さんといえましょう。『ムチャブリ!わたしが社長になるなんて』(日本テレビ系)の作中でも、番宣で出演されるバラエティー番組でも、ヘアチェンジのみならず、ファッションを含めたイメチェンにおおいに注目が集まっています。 事務所の先輩、深田恭子サン、綾瀬はるかサン(36才)、石原さとみサン(35才)らに公私にわたる“変化”があるからでしょうか。ご本人の想い以上に、周りが彼女に大きなものを背負わせようとする雰囲気が伝わってきます。でも、それができる女優さんでもあると信じています。 最後に……、嵐の松本潤クン(38才)主演の『となりのチカラ』(テレビ朝日系)の松嶋菜々子サン(48才)! 白髪まじりのチリチリパーマに全身黄色のド派手ファッションで占いにハマるアラ還オバサン役です。『となりのチカラ』は、松嶋サンの出世作とも言うべき『家政婦のミタ』(日本テレビ系)と同じ、遊川和彦さん(66才)のオリジナル脚本。「その人にいちばん向いていない役」を課すことでも知られる遊川さんの本だからこそ、こんなに振り切れたのでしょう。 ヤマダ調べでは、俳優さんや女優さんは、常にヘアメイクさんに髪をいじられているからなのか、一般人より髪が早く伸びるという特徴も……。 芸能人の髪形を真似したことがあるかたなら、「追いつかなかった」という経験がおありでしょう。 とにかく今期のドラマは“髪形”“髪色”でも愉しむのが“正解”のようです。構成/山田美保子『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ~テレ)、『アップ!』(同)、『バイキングMORE』(フジテレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。※女性セブン2022年2月10日号
2022.01.29 07:00
女性セブン

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公務に邁進されている(6月、東京・港区)
佳子さま「公務に積極的」になられた背景に「皇籍離脱」「結婚」か
女性セブン
亜希
亜希 陰から見守る元夫・清原和博と息子達との「父子鷹」
NEWSポストセブン
小室圭さんと眞子さん
小室圭さん妻・眞子さんがNYで行きつけのスーパーから見えてきた“妻の気遣い”「日本でいえば『成城石井』」 
NEWSポストセブン
披露宴での志摩ノ海と元関脇・逆鉾の長女・清香さん(時事通信フォト)
故・逆鉾の長女が結婚で後継者確定も名門・井筒部屋再興への“高いハードル”
週刊ポスト
クルマ、ギター、アート、スケートボードにもこだわる
長瀬智也、英国のバイク誌に登場 悠々自適な暮らしに「所ジョージ化している」の声
女性セブン
京都の街を歩く舞妓のイメージ(写真/イメージマート)
元舞妓の〈16歳飲酒〉〈お風呂入り〉告発に、花街関係者も衝撃「未成年飲酒には厳しく対応しているはず」
NEWSポストセブン
結婚し、日本メディアが情報をキャッチしづらいNYで、デイリーメールが追跡取材(写真/JMPA)
小室圭さん・眞子さん夫婦が「離婚で終わったとしても…」英デイリー・メールが報じた「茨の道」
NEWSポストセブン
不祥事を理由に落選したはずなのに、比例で復活されては…(左は塚田一郎氏、右は中川郁子氏/写真=共同通信社)
「不倫路チュー」「USBは穴に…」失言・不祥事で落選しても比例復活するゾンビ議員たち
週刊ポスト