小児科の高橋謙造医師(帝京大学大学院公衆衛生学研究科)はアムロジピンベシル酸塩2.5mgとARBのアジルサルタン20mgをいずれも朝1回服用している。
「中国に派遣された2009年頃から高血圧に。当時は40代でしたが、一時帰国した時に先輩の内科医から勧められて、降圧剤を服用し始めました」
当初はアムロジピンベシル酸塩だけだったが、アジルサルタンを併用したことで数値が安定。約3年前には経過を見てアムロジピンベシル酸塩を5mgから2.5mgに減らすことができた。
だが、多くの患者同様、少しでも薬を減らすためにアジルサルタンの減薬を考えているという。
「効果が高い反面、ARBは利尿作用が強く、通勤や診察時のトイレ問題が起きやすい。今後は別の薬に変えていきたい」
自分に相応しい降圧剤とその量は、医師と積極的に相談して見極めたい。
※週刊ポスト2023年10月20日号