「創立記念日というおめでたい日にわざわざ訃報を伝える意味は特にないはず。学会側にメリットがなく、意図的に発表を3日待ったということはありえないのではないでしょうか。池田氏が亡くなっていることを学会側が把握していたのであれば、18日朝に発行された聖教新聞の紙面がこんなにお祝いムードになるわけがありません。むしろ、組織の中枢に近い学会員たちでさえギリギリまで知らなかったという印象を受けました」(小川氏、以下同)
小川氏によると、もともと学会側は池田氏の近況を細かく把握しているわけではなかったという。
「数年前に学会の上層部の人と話したとき、『ご家族がお世話をされており、創価学会が組織として日常的に池田名誉会長と接するような状況ではない。池田名誉会長が何をしているのか、学会はリアルタイムで知っているわけではない』と明かしていました。
ネット上の死亡説にも話題が及びましたが、『戦国時代じゃあるまいし、亡くなっていることを伏せる意味がない。メディアに先に逝去を発表されたら赤っ恥なので、もしわかったら即発表する』と語っていました。ポスト池田体制の組織システムが完成して久しく、池田氏の逝去が明らかになったからといって、組織が崩壊するということはありません。逝去を意図的に隠していたわけではなく、事務連絡などで3日空いたというだけのことだと思います」
陰謀めいた憶測が飛び交うのは、それだけ“池田大作”という存在が大きかった証拠か。