「ドイツのタブロイド誌『ビルト』は、遺体の身元確認を担当する軍人にインタビューしました。彼は、『4つの銃創を負った赤ん坊の遺体があった。赤ちゃんの体に4発の銃弾、誰がそんなことをするんだ?』と吐露していました。また、拘束された状態で足の間から血を流した女性の遺体も見たそうです」
イスラエル警察は、ハマスによる性暴力の捜査に乗り出した。犯罪捜査部門の責任者であるデビッド・カッツ氏は、「『レイプされた』と証言する生きた被害者はいない」と述べつつも、「複数の性暴力について証人たちがいる」と明言した。捜査には「6~8か月」かかる可能性があるとしている。
一方で、イスラエル側も、ガザ地区の民間人を巻き込んだ報復行為などが批判されている。
「ガザの電気やガスなどのインフラ供給を断ったこと、度重なる空爆などについてアラブ諸国やハマスが国際人道法違反と糾弾していますが、イスラエル側は『自衛権の行使』だと反論しています。国連のフォルカー・トゥルク人権高等弁務官は、『ハマスとイスラエル、どちらも戦争犯罪をしている』と厳しく非難しています」
休戦の次なる段階は、イスラエルとハマス双方が犯した罪を明らかにし、それぞれ償うことだろう。