●常備薬
3日分を目安にセット。災害後の誤処方を防ぐためにも、ふだんから薬を把握しておくことが大切。
●アルミブランケット★『SOLエマージェンシーブランケット』990円
体熱の90%を反射させて体温を維持する素材を使用。広げてもガサガサした音がしないのが特徴。保温はもちろん、着替えや授乳などの目隠しにも使える。
●モバイルバッテリー『Anker Power Core 10000』2990円
「スマホを2〜3回分はフル充電できる1万mAh以上のものが望ましい。残量チェックもこまめに」
●非常用トイレセット★『BOS 非常用臭わないトイレセット 5回分』864円(クリロン化成)
水要らずの使い捨てタイプ。「大便のにおいのもとになる物質スカトールまで抑えられるのは、この商品だけ」。ポーチ内は3日分(3枚)。価格は編集部調べ。
【これだけはNGな行動】
●地震が起きたらすぐに火を消しにいこうとする
調理中に地震が起こるとまず火を消そうとするが、固定されていない熱い鍋が落ちてきたら大やけどの危険がある。一般的なガスコンロは大きな地震で自動的に止まるので、まずは鍋から離れることが大切。
●ストーブの上にやかんを置く
今回の震災でもやかんの熱湯がかかりやけどを負った5才の男の子が、入院できずに命を落とした。「便利だから」「節約になるから」と習慣的にやっていることが命取りになることもある。
【プロフィール】
岡部梨恵子(おかべりえこ)/防災アドバイザー。東日本大震災を機に防災に取り組む。ファイナンシャルプランナーや整理収納アドバイザーなどの資格を生かし、主婦目線での防災備蓄術を伝えている。
写真/黒石あみ 取材・文/川口ユウ
※女性セブン2024年2月8日号