ライフ

丸鍋入りのすっぽんコースが3990円! シメは絶品玄米おじや

すっぽん玄米おじや

 鍋料理のシメとして定番なのがおじや。特にすっぽんの丸鍋の後に食べるおじやは絶品だ。今回は、雑誌『料理王国』元編集長・土田美登世氏がセレクトした『すっぽん田一(でんいち)』(東京・新宿)の「すっぽん玄米おじや」を紹介する。

 * * *
 雑誌で「絶倫食特集」をしようものなら必ず取り上げられる、すっぽん料理。コラーゲンがたっぷり入っているので、美肌のためにもできれば気軽に食べに行きたいものだ。が、たいていの店は値段が高い。その値段に負けて庶民は1年に1回食べに行けるかどうかだろう。

 でも『すっぽん田一』では一人用の丸鍋が入ったコースを3990円で食べられる。そのコースの最後に出てくるおじやが、この「すっぽん玄米おじや」である。

 ベースとなるすっぽんのスープは、佐賀から取り寄せる「はがくれすっぽん」をぐつぐつ2時間煮込んだものだ。アゴ出汁を仕上げに加えてあるので深みがある。このスープを玄米に合わせて葛でとろみをつけてできあがり。

 すっぽんスープには白米よりも玄米がよく合う。味の相性だけではなく、ぷちぷちの食感がこの濃厚な味によくなじむのだ。ランチタイムは限定数なので、もしランチに食べられなかったら夜のコースで召し上がれ。

■『すっぽん田一』の「すっぽん玄米おじや」 1300円(限定数・ランチタイムのみ)

【住所】東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿1F
【営業時間】11時半~14時、18~22時半(土・祝17~22時)
【定休日】日(日月が連休の場合は月)
【カード】可

 JR新宿駅南口から徒歩5分にあるすっぽん料理の専門店。11席のカウンターが置かれたすっきりした店内は落ち着ける。ランチタイムでは、すっぽん料理はここに紹介した限定のおじやのみだが、「さば味噌煮」などおなじみの和定食が900円から揃う。夜は「美味コース(3900円)」「すっぽん革命コース(7140円)」「がっつりすっぽん大鍋(8900円)」と、いずれのコースもすっぽん料理が楽しめる

撮影■岩本朗

※週刊ポスト2011年1月21日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

食品偽装が告発された周富輝氏
『料理の鉄人』で名を馳せた中華料理店で10年以上にわたる食品偽装が発覚「蟹の玉子」には鶏卵を使い「うづらの挽肉」は豚肉を代用……元従業員が告発した調理場の実態
NEWSポストセブン
大谷翔平の妻・真美子さんの役目とは
《大谷翔平の巨額通帳管理》重大任務が託されるのは真美子夫人か 日本人メジャーリーガーでは“妻が管理”のケースが多数
女性セブン
17歳差婚を発表した高橋(左、共同通信)と飯豊(右、本人instagramより)
《17歳差婚の決め手》高橋一生「浪費癖ある母親」「複雑な家庭環境」乗り越え惹かれた飯豊まりえの「自分軸の生き方」
NEWSポストセブン
雅子さまは免許証の更新を続けられてきたという(5月、栃木県。写真/JMPA)
【天皇ご一家のご静養】雅子さま、30年以上前の外務省時代に購入された愛車「カローラII」に天皇陛下と愛子さまを乗せてドライブ 普段は皇居内で管理
女性セブン
稽古まわし姿で土俵に上がる宮城野親方(時事通信フォト)
尾車親方の“電撃退職”で“元横綱・白鵬”宮城野親方の早期復帰が浮上 稽古まわし姿で土俵に立ち続けるその心中は
週刊ポスト
殺人未遂の現行犯で逮捕された和久井学容疑者
【新宿タワマン刺殺】ストーカー・和久井学容疑者は 25歳被害女性の「ライブ配信」を監視していたのか
週刊ポスト
本誌『週刊ポスト』の高利貸しトラブルの報道を受けて取材に応じる中条きよし氏(右)と藤田文武・維新幹事長(時事通信フォト)
高利貸し疑惑の中条きよし・参議院議員“うその上塗り”の数々 擁立した日本維新の会の“我関せず”の姿勢は許されない
週刊ポスト
東京駅17番ホームで「Zポーズ」で出発を宣言する“百田車掌”。隣のホームには、「目撃すると幸運が訪れる」という「ドクターイエロー」が停車。1か月に3回だけしか走行しないため、貴重な偶然に百田も大興奮!
「エビ反りジャンプをしてきてよかった」ももクロ・百田夏菜子、東海道新幹線の貸切車両『かっぱえびせん号』特別車掌に任命される
女性セブン
店を出て染谷と話し込む山崎
【映画『陰陽師0』打ち上げ】山崎賢人、染谷将太、奈緒らが西麻布の韓国料理店に集結 染谷の妻・菊地凛子も同席
女性セブン
高橋一生と飯豊まりえ
《17歳差ゴールイン》高橋一生、飯豊まりえが結婚 「結婚願望ない」説を乗り越えた“特別な関係”
NEWSポストセブン
雅子さま、紀子さま、佳子さま、愛子さま 爽やかな若草色、ビビッドな花柄など個性あふれる“グリーンファッション”
雅子さま、紀子さま、佳子さま、愛子さま 爽やかな若草色、ビビッドな花柄など個性あふれる“グリーンファッション”
女性セブン
「週刊ポスト」本日発売! 岸田首相の脱法パーティー追撃スクープほか
「週刊ポスト」本日発売! 岸田首相の脱法パーティー追撃スクープほか
NEWSポストセブン