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スマートフォン関連の小型株 株価急落で絶好の買い場到来か

 歯に衣着せぬ物言いで投資家から圧倒的な支持を得ているカブ知恵・代表取締役の藤井英敏氏。同氏がこれから「上がる株」として注目しているのは「アクロディア」(マザーズ・3823)だという。

 * * *
 今後、爆発的な拡大が予想されるスマートフォン関連の小型材料株として、携帯電話向けソフト開発を手掛けるアクロディアが注目される。ソーシャルアプリ関連というテーマ性も併せ持ち、株価爆騰の可能性も考えられる。

 同社は、昨年9月、GMOインターネットと資本・業務提携を締結。同社の第三者割当増資をGMOがすべて引き受けるかたちで、GMOは同社に19.96%出資する筆頭株主になった。同社は、その調達資金をスマートフォン向けのソフト開発強化に充てるとしている。

 同社はすでにGMOと共同で、グーグルの携帯OS「アンドロイド」を搭載した端末向けゲームアプリ市場の開拓に乗り出しており、ゲームアプリを簡単に制作できる業務用向けソフトを商品化し、ゲーム会社などに販売する方針だ。

 さらに、同社は、携帯電話用音源LSI(大規模集積回路)を手掛けるフュートレックとも資本・業務提携を結び、次世代UI(ユーザーインターフェイス)の共同開発を進めている。スマートフォンなど情報端末の機能高度化に対応するため、アクロディアのタッチパネルUI技術にフュートレックの音声認識技術を融合させ、情報端末の新しい操作技術の開発を目指す。

 このような相次ぐ資本・業務提携により、財務基盤が拡充することに加え、シナジー効果が発現する可能性が高いことが強調材料。懸念材料は、1月19日に金融庁から有価証券報告書の虚偽記載に対し、課徴金納付命令を受けたこと。そのため、株価が急落する局面が見られたが、影響が長引かなければ、絶好の買い場になったと見ることもできそうだ。

※マネーポスト2011年3月号

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