韓国では5月13日に、歌番組やコンサートなどでリップシンク(口パク)をすることを禁止する「公演法改正案」が国会に提出された。
日本でもK-POPは人気だが、公演の全てではないが、曲の一部で口パクのこともあるようだ。K-POPに詳しいライターは語る。
「K-POPの大規模なコンサートでは、肉眼でアイドルの顔がよく見えないので、巨大スクリーンに映像が映し出されることがほとんどです。そのため、口と歌とが合っていないことが一目瞭然のこともあって、ファンとしては、あ、口パクだ…と気付いてしまって残念な気持ちになることも多いようですね」
アジアではすでに中国が口パク禁止令を公布している。2008年の北京オリンピックの開会式で9歳の少女が革命歌曲を披露したものの、実は別の7歳の少女が歌っていたことがきっかけで、口パクが処罰の対象となった。
実際に2010年1月には、女性歌手2人がコンサートで録音された歌声を使用したということで、2人合わせておよそ100万円の罰金を課せられたということだ。現在この法案、賛否両論の状態となっており、その行方に芸能関係者は戦々恐々としているという。