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2011.06.17 07:00  週刊ポスト

60代生活保護受給者「7月末からTV見られないと諦めてます」

 地デジ化を7月24日に控え、総務省が行なう低所得者層支援の「無料地デジ化サービス」は、どうあがいても工事が間に合わない状況にある。同サービスは2009年10月に始まった、生活保護世帯を含むNHK受信料免除世帯に対して行なわれているチューナーおよびアンテナ工事の無償支援だ。

 希望者は「総務省地デジチューナー支援実施センター」に申し込む。その際、工事の内容や希望日を相談し、折り合いがつけばセンターが業者に連絡を取り、アンテナ設置も含めた工事の予約を代行してくれるシステムだ。都内に住む60代の生活保護受給者がいう。

「5月末に申し込んだら、『5月20日以降の申し込みは、移行日までにチューナーが届かないと考えてほしい』と、アンテナ工事どころかチューナーの発送だけでも2か月近くかかるといわれた。もう7月末からテレビはしばらく見られないと諦めています」

 同支援制度の対象は約260万世帯が想定されており、4月末現在までの申し込み件数は112万世帯。工事完了世帯はいまだ97万世帯(4月末)に過ぎず、160万世帯が間に合わないと考えられる。

※週刊ポスト2011年6月24日号

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