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亀田父推奨の馬肉は脂肪燃焼を推進 興毅・大毅も減量に使用

亀田興毅・大毅兄弟は平成22年に史上初の“兄弟王者”についたが、その時大きな鍵となったのが、父親がすすめた馬刺しだった。大毅は同年9月のタイトルマッチ前に、馬刺しと鹿肉を食べて1週間で9キロ以上も体重を落とし、初防衛を果たした。

馬刺しは低カロリー・低脂肪でありながら高たんぱく。エネルギー変換が早く、筋肉・スタミナを強化するというグリコーゲンが牛肉の3.5倍もある。

馬肉が滋養強壮良いことは、明治時代にも知られていた。文明開化によって東京では馬肉を使った桜鍋が流行ったが、馬肉店が最も多く集まっていたのが吉原遊郭の大門付近。登楼前に「精をつけたい」と意気込む男たちで賑わった。「馬力をつける」という言葉は吉原の桜鍋を食べることが語源だとの説もある。

馬肉は、脂肪燃焼を促進するというL-カルニチン、ビタミン、鉄分、カルシウムなどのミネラルも含み、生活習慣病やメタボが気になる世代におすすめである。そして何といっても魅力はグリコーゲン。節電でクーラーの効かないこの夏も、バテないで「馬力をつけたい」。

※週刊ポスト2011年7月22・29日号

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