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解任された横浜FC監督 「試合中も観客とほぼ同じ反応」の評

 キング・カズこと三浦知良(45)の所属する、J2横浜FCの岸野靖之監督(53)が、18日付で解任され、後任監督には元日本代表MF・山口素弘氏(43)が就任する。開幕からわずか3試合(1分2敗)でのフロントの決断に、「(解任は)早過ぎる」の声もある一方で、一部サポーターからは「遅すぎる」とも指摘されている。あるスポーツライターはこう解説する。

「昨年、20チーム中18位になった時点で解雇されて当然。昨シーズン途中で首を切るべきだった。GMと監督を兼任させたのが、そもそもの間違い。自分の子飼いの選手をたくさん連れてきたが、ほとんど機能しなかった」

 昨季終了時点で、GM職は剥奪され、監督としての権限は残ったが、選手からもあまり信頼されていなかったという。

「試合中、『上がれ』とか『戻れ』とか状況を観て単純なことを叫ぶだけで、なにひとつ具体的な指示がない。監督なのに、ほとんど観客の反応と同じだった。ベンチサイドにきた選手も、監督ではなくコーチに意見を求めていることが多く見受けられ、戦術らしきものを感じることもできず、選手もシラけていた」(同前)

 2006年には、開幕1試合で当時の足達勇輔監督を解任し、“アジアの大砲”こと高木琢也氏をコーチから監督に昇格させ、優勝を果たし、念願のJ1行きを決めた過去もある横浜FC。山口新監督のもとでどんなプレーをみせてくれるのか。

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