結婚してみて初めてわかる相手の妙な習慣。どんなしつけをされたんだか…とむかっ腹も立ってくるけど、大人になってからその習慣を直すのは至難の業だ。岐阜県に住む女性・Yさん(37才)も、夫の信じられない習慣に困り果てているという。姑に文句をぶつけてもどうにもならなかった、習慣とはいったいどんなもの?
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身長こそ170cmを切っているけど、高学歴で高収入のダンナ。ふたりの姉は「高卒のアンタにはデキすぎ。何文句あるの!」ってベタぼめなの。でもこの前、実態をよーく話したら「うちのダンナのほうがマシかも」って笑ってた。
何時でもおかまいなしで「ただいま~」といって、玄関のドアをバーンとすごい音をたてて閉めたかと思えば、靴を右に左にまき散らす。と同時にコートを、その場で脱ぎ落とす。
それからスーツの上、ネクタイ、Yシャツ。廊下にひとつずつ脱ぎ捨て、リビングの手前でズボンとパンツと靴下を一緒くたにズルッと脱いでスッポンポン。
ここまでくると脱衣というより“脱皮”だわよ。1日や2日なら目のつぶりようもあるけど、来る日も来る日も、脱皮の後片づけさせられてごらんって。
「お願いだから自分で片づけるか、寝室で脱いで!」と泣いて頼んだこともあるの。新婚のころは「おお、わかった、わかった」と数日は寝室で脱いでくれたけど、いつの間にか元の木阿弥よ。
そのうち開き直って「片づけは妻の仕事だ」って。最近は小4の息子までダンナのマネしてあちこちで脱ぎ散らかしだしたからたまんない。
専業主婦だった姑に「どんなしつけをしたんですか!」と文句いったら「あらぁ~、悪かったわねぇ。うちは昔から家の中では男の人に箸より重たいものは持たせないのが家風だから」ときた。悔しくて何日も眠れなかったわよ。
※女性セブン2012年4月26日号