国内

懸賞金上限1000万円も 高額懸賞金付き凶悪未解決事件3件

 オウム真理教元幹部・菊地直子容疑者(40)の突然の逮捕劇では、彼女にかかっていた高額懸賞金にも関心が集まった。

 警察庁によると、公費による懸賞金「捜査特別報奨金」制度がスタートしたのは2007年。逃亡犯の検挙や、犯人特定のための重要情報に上限300万円の懸賞金が設定できる。また特に必要がある場合は、上限1000万円まで引き上げることも可能だ。

 以下に、主な高額懸賞金付き未解決事件を挙げる。

【世田谷一家4人強盗殺人事件(2000年)】
■懸賞金上限額:1000万円(捜査特別報奨金上限額 300万円、上祖師谷三丁目一家4人強盗殺人事件の捜査に協力する会による懸賞金上限額 700万円)
 
 犯人の指紋、血痕ほか数多の遺留品がありながら、いまだ事件解明には至らず。犯人の身長は175センチ前後、血液型はA型とされる。

【柴又三丁目女子大生殺人放火事件(1996年)】
■懸賞金上限額:800万円(捜査特別報奨金上限額 300万円、小林順子さん殺人事件の捜査に協力する会による謝礼金上限額 500万円)

 東京都葛飾区の民家で火事が発生し、焼け跡から上智大学4年生の小林順子さんの遺体が発見。遺体は両手両足を縛られ首を刃物で刺されていた。

【ゆかりちゃん誘拐事件(1996年)】
■懸賞金上限額:600万円(捜査特別報奨金上限額 300万円、太田遊技業防犯協会による謝礼金上限額 300万円)

 群馬県太田市のパチンコ店から当時4歳の横山ゆかりちゃんが姿を消す。店内の防犯カメラには彼女に話しかける身長約158センチの男が映っていた。

※週刊ポスト2012年6月22日号

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