グラビア

閉店は8時55分 日本唯一の清朝末期建造物の近くに佇む角打ち

北海道では角打ちをもっきりと言う。山本英代さん(右から2人目)

『山本酒店』は、函館山の麓、元町や末広町周辺の観光スポットをつないでいる坂道のひとつ、東(あづま)坂の途中にある。

「ほとんど毎日夕方5時過ぎには坂を下りてくるよ。いつも夕刊を郵便受けから取り出しておばちゃんに渡してるし、夏の間は店の灯りをつける照明係もおれの役目だし」(56歳)という、水産会社に勤めるサラリーマン。

「路面電車が下の道を走ってるからね。その電車の音に背中を押してもらって、ねえさんに会える、みんなに会えると思いながら、店までの坂を登ってくるんだよ」(68歳)というサラリーマン卒業生。そういう常連客が、坂の上から下から集まってくる店だ。

 彼らがおばちゃん、ねえさんと慕う女性は、平成6年にご主人を亡くして以来、ひとりで店を守る山本英代さん(74)。

「私は函館生まれなんで、はるばる遠くに嫁に来たっていう意識はなかったけど、昭和35年のことだから、もう52年になるんですねえ。ずいぶん時間が経ったもんです。ここは主人の父親が戦前に始めた酒屋さんで、私が来たころにはすでに立ち飲みをやっていましたね。その当時からのお客さんも多いんですよ」

 平日夕方6時。この時間に居合わせた客は約10名だが、20~40代の姿は今のところ見えず、確かに山本さんと長いつきあいを続けていると顔に書いてある客ばかりのように見て取れる。

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
【無理にやらなくていい&やってはいけない家事・洗濯衣類編】ボタンつけ・すそあげはプロの方がコスパ良、洗濯物はすべてをたたむ必要なし
【無理にやらなくていい&やってはいけない家事・洗濯衣類編】ボタンつけ・すそあげはプロの方がコスパ良、洗濯物はすべてをたたむ必要なし
マネーポストWEB
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン