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体罰問題の網野高校レスリング部顧問「生徒が不真面目だった」

 アテネ&北京五輪銀メダリストの伊調千春(31才)やアテネ五輪銅メダリストの井上謙二(36才)ら数多くのメダリストを輩出し、現在も全国大会常連である京都府立網野高校レスリング部。2月4日、同校の高橋弘校長は、レスリング部顧問のA先生(41才)が部員に体罰を重ねていたと発表した。

<頬などへの平手打ち(5件)、腰へのヒザ蹴り(1件)、腹に重りを乗せて30分間のブリッジ強制(1件)>

 過去9年間で7件の体罰指導があったことと、A先生が2月4日から自宅謹慎処分になっていることも明らかにした。同校がA先生の体罰を公表したのは、女性セブンでこの件を報じたのがきっかけだった。

 女性セブンが1月下旬に取材した段階では、学校側は「体罰があったかどうかはまだわからない」と言葉を濁していたが、報道後に一転、体罰を認めた形だ。この結果にある在校生の親は憤りを隠さない。

「体罰の情報が寄せられたのは昨年6月なのに、今まで学校は何も手を打たなかった。報道後にあわてて本格的な調査に着手して、今さら“体罰がありました”って言われてもねぇ。結局、報じられなければ何もしてなかったはず。事なかれ主義なんですよ」

 自宅謹慎となったA先生だが、学校に対し「生徒の態度が不真面目だった。反省しているが、体罰との認識はなかった」と話しているという。

 そこで女性セブンは改めてA先生の自宅を訪れたが、代わりに奥さんが対応し、「なにも答えられません」と言うのみだった。

 同校レスリング部では調査で確認した7件以外にも体罰かどうか判断の分かれるケースが複数あり、調査チームはさらに詳しく調べる方針だという。

※女性セブン2013年2月21日号

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