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美容皮膚科が解説 「ピアスの穴あけ、夏は膿み易い」は本当か

着けた箇所を華やかに見せてくれるファッションアイテム、ピアス。キラキラ輝くジュエリータイプからシンプルなシリコンタイプまで様々なデザインがあり、今や目元や鼻、へそなどにあけるボディーピアスもすっかり普及。なかでも耳たぶピアスは手軽に取り入れられるお洒落アイテムとして、男女問わず人気がある。

夏の季節は肌の露出が多くなり、女性は髪の毛をアップにして耳を出す機会も増えるため、ピアスで顔まわりのオシャレを楽しみたいところ。しかしファーストピアスをあける人にとっては「ピアスの穴あけは夏より冬の方が良い」という説が広まっており、この噂を知って不安に思った人から、数々の質問がインターネットのQ&Aサイトに上がっている。

経験者からは、「きちんとケアすれば膿んだりしません」「私は全然平気でした」と、“季節は関係ない”という回答が寄せられるほか、「11月にピアスして、しもやけになりました」と、むしろ冬に開けて失敗したという人も…。一方で、「ピアスホールが出来上がるまでに梅雨が来てしまい、傷口が乾きにくく軽く膿んで、治りが遅かった」という人もおり、さまざまだが、ピアスの穴あけをおこなう皮膚科・美容皮膚科の『明治通りクリニック』によると、「季節は関係ない」とのこと。

■ピアスの穴あけをするのに季節は関係ない

何故夏がダメという説が広まっているのかということについては、同クリニックは「汗ばんだ皮膚がピアストラブルに関係する、と勘違いをされている方が多いからではないでしょうか。実際には、穴あけをする皮膚の厚さに適したファーストピアスの軸の長さや、あけたあと洗浄・消毒といったケアを的確におこなえば、季節は問題ございません」と解説する。

■ピアスの穴が完成するまで、サウナ・パーマは避ける

ピアスを開けた直後は、シャワー浴は問題ない。「(その後は)穴あけをした箇所が入浴でつからない箇所であれば問題ございませんが、ピアスをあけたホール(穴)が完成する4~6週間くらいまでは、最低でもシャワー浴をおすすめします」(明治通りクリニック、以下「」内同)

その他パーマやカラーリングは、ピアスホールが完成するまでしないほうが無難。入浴もそうだが、雑菌が大敵だからだ。どうしても染める場合は、ピアスホールの前後にセロハンテープなどを貼ると、トラブルを回避しやすいとのこと。海に行く場合は、「ピアスホールが完成するまではピアス専用のケアジェルをピアスホールにたっぷり付け、なるべく短時間に」。もちろん、最後にシャワーでよく洗い流すことが大切だ。

ピアスの穴をあける器具は、簡単に手に入るため自分であける人も多いが、自分であけて穴が曲がってしまうケースもあり、不安であれば病院であけたほうが安心。なお、日本では「業務」としてピアスの穴をあけることができるのは医療機関のみであり、ピアススタジオでの穴あけは違法となる。同クリニックは、「危険ですので絶対におやめください」と警鐘を鳴らしている。


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