ライフ

まだまだ続く朝食ブーム パンケーキの次の注目メニューは?

まだまだ続く朝食ブーム

 日本だけでなく世界からファッションの中心地として注目を集める原宿で、いま順番待ちの行列をつくっているのはパンケーキの有名店だ。そして今、数年前から続くパンケーキブームを引き継ぐのは、グラノーラになりそうだと言われている。

 グラノーラとは、オーツ麦やトウモロコシなどをハチミツや植物油などと混ぜて焼き、ドライフルーツやナッツ類と混ぜたシリアルの一種。ホテルの朝食めぐりを友人としているという30代の会社員女性は、グラノーラの味はお店によって変わるのが楽しいという。

「これまでは、どこのお店でどんなパンケーキがあるのかばかり調べてきましたが、最近はシリアルがどのくらい用意されているのかをチェックします。とくに、グラノーラに何が入っているのかは絶対にはずせません。フルーツとナッツの割合によって味が全然、変わるんですよ」

 パンケーキもグラノーラも、人気を集めているのはNYタイムズで「世界一の朝食」と賞賛された「bills(ビルズ)」やホテルの朝食ビュッフェなど少し贅沢な朝食で知られる店ばかり。bills日本進出第一号の七里ガ浜店は早朝7時に開店だが、平日でも開店前から20~30人は並んでいるという。

「勉強のために早起きするのは難しいですが、少し贅沢な朝食を食べようと思うと起きられるんですよ」というのは2008年から高級ホテルで朝食をとる「早朝グルメの会」を主催し、「朝活手帳」でも知られる図解化コンサルタントの池田千恵さんだ。

「『早朝グルメの会』ではフレンチトーストがもっとも人気のメニューですが、トッピングや焼き方を指定した卵料理や、たくさん並んだシリアルから好みのものを選びフルーツを追加するなどオリジナルの味を頼める贅沢さも人気ですね。早起きして楽しいことをしようと2008年から提唱してきましたが、朝食ブームをきっかけに早起きの楽しさに気づいてもらえてうれしいですね」

 ホテルや専門店のメニューの評判は雑誌やテレビの情報番組で紹介されることも多く、店の行列に加わったことがない人にもふわふわのリコッタチーズパンケーキや、大きなドライフルーツが入ったシリアルなどのメニューなどは知られている。同じものを楽しみたいと有名店の味を再現できるチルドや冷凍食品のパンケーキが売上を伸ばし、グラノーラも専門店のオーダー品や、これまでのブランドの高級ラインへの注目が高まっている。

 昨日発売されたばかりの「マイ・グラノーラスタイル」(カルビー)も、分厚い輪切りバナナなど贅沢にフルーツを使用したフルーツグラノーラの高級ラインにあたる。「最強の朝食」と言われるホテルニューオータニの「SATSUKI」の朝食ビュッフェでも採用された味だが、WEBで購入できるため、家庭で手軽に味わうことができる。

 新たなブームの品が一日の活力になるならば、積極的に試してみる価値はあるだろう。

関連記事

トピックス

ギャンブル好きだったことでも有名
【徳光和夫が明かす『妻の認知症』】「買い物に行ってくる」と出かけたまま戻らない失踪トラブル…助け合いながら向き合う「日々の困難」
女性セブン
破局報道が出た2人(SNSより)
《井上咲楽“破局スピード報告”の意外な理由》事務所の大先輩二人に「隠し通せなかった嘘」オズワルド畠中との交際2年半でピリオド
NEWSポストセブン
男装の女性、山田よねを演じる女優・土居志央梨(本人のインスタグラムより)
朝ドラ『虎に翼』で“男装のよね”を演じる土居志央梨 恩師・高橋伴明監督が語る、いい作品にするための「潔い覚悟」
週刊ポスト
河村勇輝(共同通信)と中森美琴(自身のInstagram)
《フリフリピンクコーデで観戦》バスケ・河村勇輝の「アイドル彼女」に迫る“海外生活”Xデー
NEWSポストセブン
『君の名は。』のプロデューサーだった伊藤耕一郎被告(SNSより)
《20人以上の少女が被害》不同意性交容疑の『君の名は。』プロデューサーが繰り返した買春の卑劣手口 「タワマン&スポーツカー」のド派手ライフ
NEWSポストセブン
ポジティブキャラだが涙もろい一面も
【独立から4年】手越祐也が語る涙の理由「一度離れた人も絶対にわかってくれる」「芸能界を変えていくことはずっと抱いてきた目標です」
女性セブン
生島ヒロシの次男・翔(写真左)が高橋一生にそっくりと話題に
《生島ヒロシは「“二生”だね」》次男・生島翔が高橋一生にそっくりと話題に 相撲観戦で間違われたことも、本人は直撃に「御結婚おめでとうございます!」 
NEWSポストセブン
木本慎之介
【全文公開】西城秀樹さんの長男・木本慎之介、歌手デビューへの決意 サッカー選手の夢を諦めて音楽の道へ「パパの歌い方をめちゃくちゃ研究しています」
女性セブン
大谷のサプライズに驚く少年(ドジャース公式Xより)
《元同僚の賭博疑惑も影響なし?》大谷翔平、真美子夫人との“始球式秘話”で好感度爆上がり “夫婦共演”待望論高まる
NEWSポストセブン
綾瀬はるかが結婚に言及
綾瀬はるか 名著『愛するということ』を読み直し、「結婚って何なんでしょうね…」と呟く 思わぬ言葉に周囲ざわつく
女性セブン
中村佳敬容疑者が寵愛していた元社員の秋元宙美(左)、佐武敬子(中央)。同じく社員の鍵井チエ(右)
100億円集金の裏で超エリート保険マンを「神」と崇めた女性幹部2人は「タワマンあてがわれた愛人」警視庁が無登録営業で逮捕 有名企業会長も落ちた「胸を露出し体をすり寄せ……」“夜の営業”手法
NEWSポストセブン
やりたいことが見つかると周りがみえなくなるほど熱中するが熱しやすく冷めやすいことも明かした河合優実
大ブレイクの河合優実、ドラマ『RoOT/ルート』主演で感じる役柄との共通点「やりたいことが見つかると周りが見えなくほどのめり込む」
NEWSポストセブン