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「ほぼ彼女」なのに遊び相手扱いの女子はどうすればいいか

草食男子が増えて、女子たちの恋愛に対するパワーが空回りしていると言われている昨今だが、実際の恋愛市場はどんなことになっているのだろうか。『グズグズしないでお決めなさい!恋の選択 女子の決断』(幻冬舎)という本を出版した、迷える女子を救うゲイブロガーのゴマブッ子さんに話を聞いた。

「グズグズしないでお決めなさい! 恋の選択 女子の決断」では、ゴマブッ子さんは、女子が恋愛で悩んだときに選ぶ決断を、AとB、そして「女の落とし穴」という三つに分けて答えている。今までの恋愛本と違うのは、その決断のどれもが、正しくもあり、間違ってもいるということ。つまり、正解は、その人のシチュエーションによるということだ。

「女子って迷って誰かに相談することが多いんだけど、何が正解かは、実は決まってないんですよね。そのときどきで答えは違いますから。だから、その状況をちゃんと見て、それぞれのメリット、デメリットも考えて、答えを選んだならば、後悔しないんじゃないかって思って。そういう気持ちから、今回の本を書いたんです」

このあたりの冷静な合理性はゴマブッ子さんのなかにある男性気質なのかもしれない。それにしても、本を読んでいると、「合コンでは癒し系? お笑い系?」「天然キャラになる? ならない?」「親友に彼を紹介する? しない?」など、女子の悩みの種類の多さに驚く。そもそも、女子がこんなに恋に迷うのはなぜなのだろうか。

「悩むのも好きだし、意見をしてほしいのもある。あと、自分の中で決まっている答えの背中を押してほしいということも多いと思うんですよね」

昨今は、女子が簡単には「彼女」になれない状況というのもあると聞く。そんなことも関係しているのではないだろうか。

「確かに、セフレにされてしまいましたっていう相談は多いですね。女の子からすると、セフレってことは、本命の彼女がいなくなれば繰り上げ当選して彼女になれるんじゃないかって思っていることが多くて。

でも、男性は、彼女とセフレは別のものだって考えていて、セフレのランクがいくらあがっても、本命にはあがれないことが多いんですよね。例えば、最初はセックスするだけのセフレだったのに、だんだん食事にも行けるようになって、次に旅行に行けたとすると、女の子のほうは、彼女って存在に一歩近づいた! って思うかもしれないけれど、それは食事をするセフレ、旅行をするセフレに昇格しただけなんです」

そんな過酷な状況にさらされている女子が、セフレのループから抜けるには一体どうしたらいいのだろうか。

「女性はセックスすると、どうしても気持ちが持っていかれがちだけれど、男性は単にスッキリするだけ。だったら、セックスするまでに、大事にさせる本命感を出したほうがいい。そこで綺麗売りが効いてくるんじゃないかと思うんです。綺麗売りとは、自分を上品に見せたり、マイナスの自分は見せないようにすること。ロンブーの淳さんの奥さんは、話題になりましたが、綺麗売りという点では、完璧だと思いました」

でも、男性は、淳さんみたいな人だけとは限らないのでは……。

「もちろん、男性の中には、淳さんの奥さんのような綺麗売りは、逆にしんどいから嫌だって人もいるでしょうね。ということは、相手によってぴったりの綺麗売りがあるということ。相手のことをよく見て、相手にあった綺麗売りをするということは重要だと思います」

「状況ごとに」メリット、デメリットを考えたり、「相手にあった」戦略を立てたりするのは、もはや仕事のプロジェクト。見返りがあるかどうかわからない分、恋愛は仕事よりも過酷かも……。

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