セブン-イレブンの大ヒット淹れたてコーヒーやミニストップのソフトクリームが大ヒットするなどコンビニ商品が今大注目だ。そして、冬の定番といえば、中華まんだが、プロはどう見ているのか。
東京・千代田区の中華料理店『中国料理 源来酒家』。芸能人にもファンが多い、この店のオーナーである傅登華(ふう・のぼる)さんに、コンビニの中華まんを解説してもらった。
傅:「実は私、これまでコンビニの中華まんを食べたことがなかったんです」
取材班A&B:「えー?」
傅:「この価格で、私が作る味に似ているものもあり、正直驚きました」
A:「私は中華街によく行くんですけど、厚みのある皮や、ごろっとした具の大きさとか、かなり本格的なものもありましたね」
B:「どこかの帰りにふらっと買うというよりわざわざ買いに行きたくなる味ですね」
傅:「8つ食べましたが、中でも『炭火焼チャーシューまん』のチャーシューの風味と、『ファミマプレミアム肉まん』の肉のおいしさは際立ってましたね」
A:「皮は厚めのほうが肉汁でへにゃっとせず、冷めてもおいしい気がしますね」
傅:「中華の香辛料が苦手な人もいるから、ただ本場の味に近づけてもダメ。日本人が好むベーシックな肉まんを意識した味のバランスが鍵ですね」
ちなみに、傅さんが絶賛したローソンの『炭火焼チャーシューまん』(138円)は、特製だれにひと晩漬け込んだ紅チャーシューを炭火で焼き上げているので、香ばしさが特徴。花咲生地で包んだ本格的な味わい。
ファミリーマートの『ファミマプレミアム肉まん』(170円)は、国産黒豚と淡路産玉ねぎを100%使用。豚脂を通常の肉まんの5倍使用し、うまみとジューシーさが特徴。生地は二段階発酵を行いもっちり食感だ。
※女性セブン2013年12月19日号