国内

都知事選 泡沫候補を踏み台に目の前の女性にモテる話術指南

 熱い戦いになってきた東京都知事選。都民でなくてもこのビッグウェーブに乗るしかない。大人力コラムニストの石原壮一郎氏が都民でなくても都知事選の楽しみ方を伝授する。

 * * *
 あんな人やこんな人やそんな人が出馬を表明して、東京都知事選(23日公示、2月9日投開票)がいよいよ盛り上がってきました。東京都に住んでいる人はもちろん、それ以外のところに住んでいる人も、せっかくの旬の話題ですから大いに活用したいところ。

 重要な争点について、友人や同僚と議論を戦わせるという活用の仕方もあるにはあります。しかし、居酒屋の隅で鼻の穴をふくらませて小難しい話をしたところで、しょせん自己満足の域を出ません。もっと自分の日常に引き寄せるのが、大人の貪欲さであり一種のプライドです。そんなわけで、都知事選をどう語れば少しでもモテるかを考えてみましょう。

●作戦その1「5代前ぐらいまでの都知事の名前をさりげなく並べる」

 猪瀬直樹(2012年12月~2013年12月)、石原慎太郎(1999年4月~2012年10月)は覚えていても、それより前になるとスラスラ言える人は多くはありません。石原慎太郎の前は青島幸男(1995年4月~1999年4月)で、その前が鈴木俊一(1979年4月~1995年4月)、もうひとり前は美濃部亮吉(1967年4月~1979年4月)です。

「慎太郎が12年以上やってて、その前が青島で、その前が鈴木で、ああ、美濃部っていうのもいたよね」

 さりげなくそう呟けば、たいした知識じゃないのに、深い教養がありそうに見えます。

●作戦その2「泡沫候補を踏み台にして目の前の女性をおだてる」

 都知事選といえば、バラエティ豊かな泡沫候補が名物です。ま、誰までを泡沫候補に入れるかは議論が分かれますが、適当なひとりを選んで、お近づきになりたい女性にこんなふうに言ってみましょう。

「もし○○ちゃんが都知事選に立候補したら、美人候補が出てきたって話題になって、何にもしなくてもあの候補の10倍は票が入るよ。もしかしたら当選しちゃうかもね」

 相手はまんざらでもない気分になって、こっちは彼氏の泡沫候補から本命に一気に昇格できるに違いありません。

関連キーワード

トピックス

大谷翔平(左/時事通信フォト)が伊藤園の「お〜いお茶」とグローバル契約を締結したと発表(右/伊藤園の公式サイトより)
《大谷翔平がスポンサー契約》「お〜いお茶」の段ボールが水原一平容疑者の自宅前にあった理由「水原は“大谷ブランド”を日常的に利用していた」
NEWSポストセブン
林田理沙アナ。離婚していたことがわかった(NHK公式HPより)
離婚のNHK林田理沙アナ(34) バッサリショートの“断髪”で見せた「再出発」への決意
NEWSポストセブン
フジ生田竜聖アナ(HPより)、元妻・秋元優里元アナ
《再婚のフジ生田竜聖アナ》前妻・秋元優里元アナとの「現在の関係」 竹林報道の同局社員とニアミスの緊迫
NEWSポストセブン
かつて問題になったジュキヤのYouTube(同氏チャンネルより。現在は削除)
《チャンネル全削除》登録者250万人のYouTuber・ジュキヤ、女児へのわいせつ表現など「性暴力をコンテンツ化」にGoogle日本法人が行なっていた「事前警告」
NEWSポストセブン
水卜麻美アナ
日テレ・水卜麻美アナ、ごぼう抜きの超スピード出世でも防げないフリー転身 年収2億円超えは確実、俳優夫とのすれ違いを回避できるメリットも
NEWSポストセブン
撮影現場で木村拓哉が声を上げた
木村拓哉、ドラマ撮影現場での緊迫事態 行ったり来たりしてスマホで撮影する若者集団に「どうかやめてほしい」と厳しく注意
女性セブン
5月場所
波乱の5月場所初日、向正面に「溜席の着物美人」の姿が! 本人が語った溜席の観戦マナー「正座で背筋を伸ばして見てもらいたい」
NEWSポストセブン
遺体に現金を引き出させようとして死体冒涜の罪で親類の女性が起訴された
「ペンをしっかり握って!」遺体に現金を引き出させようとして死体冒涜……親戚の女がブラジルメディアインタビューに「私はモンスターではない」
NEWSポストセブン
氷川きよしの白系私服姿
【全文公開】氷川きよし、“独立金3億円”の再出発「60才になってズンドコは歌いたくない」事務所と考え方にズレ 直撃には「話さないように言われてるの」
女性セブン
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン