○(日)7-9月期国内総生産速報値- 17日(月)午前8時50分発表
・予想は、前期比年率+2.2%
消費税率が8%に引き上げられた後の4-6月期GDPは-7.1%で大幅な落ち込みとなった。7-9月期の成長率は反動増が予想されるが、増税による買い控えが続いていること、夏の天候不順、輸出の伸び悩みなどを考慮するとGDPの大幅増は期待できない。市場予想は妥当か。
○(米)10月鉱工業生産- 17日(月)午後11時15分
・予想は、前月比+0.2%
参考となる9月実績は前月比+1.0%の高い伸びとなった。製造業、電力・ガスで生産が伸びたことが要因。鉱業は+1.8%。10月については電力の伸びが抑制されることや鉱業の伸びが多少鈍化する可能性があることから、大幅な増加は期待できず、市場予想は妥当な水準。
○(米)10月住宅着工件数・住宅建設許可件数- 19日(水)午後10時30分発表
・予想は、住宅着工件数が102.5万戸、住宅建設許可件数は103.8万戸
参考となる9月実績は住宅着工件数が101.7万戸、建設許可件数は103.1万戸だった。住宅市場の伸びはやや抑制されているが、9月の建設許可件数は増加していること、労働市場が穏やかに改善していることなどから、市場が低迷する状況ではないとみられる。
○(米)10月消費者物価コア指数- 20日(木)午後10時30分発表
・予想は、前年比+1.8%
参考となる9月実績は前年比+1.7%で予想通りだった。エネルギー価格の低下がコア指数にも影響を及ぼしている。医療費はやや上昇しているが、航空運賃は値下がり。10月については物価上昇率が鈍化しつつあり、コアの物価上昇率は市場予想をやや下回る可能性がある。
主な発表予定は、18日(火):(米)10月生産者物価指数、(米)9月対米証券投資(ネット長期TICフロー)、19日(水):(日)日銀金融政策決定会合の結果判明、(米)米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表、20日(木):(日)10月貿易収支、(米)10月中古住宅販売件数、(米)10月景気先行指数
【予想レンジ】
・米ドル/円:115円00銭-120円00銭