コンテンツ市場で比べると、2011年には6539億円にのぼったガラケー向けが翌2012年には4793億円と前年比26.7%減、2013年には2447億円と前年比73%の減少をみせた。一方で2012年のスマホ市場は3717億円で前年比361.2%増、2013年は8336億円と前年比461%の伸びをみせ、ガラケーと逆転している(一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム調べ)。
象徴的だったのが、ソーシャルゲーム協会が来年4月にコンピュータエンターテインメント協会に吸収されると12月2日に発表したこと。そもそも同協会は、「釣りスタ」や「怪盗ロワイヤル」などガラケー向けのゲームが引き起こした「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」による高額課金トラブルがきっかけとなって2012年に設立された。しかしガラケーでゲームをする人が激減したため、一通りの役割を終えたということらしい。
振り返ると、2014年は「ガラケーが終わりを告げた年」として記録される一年になったのかもしれない。