ちゃんと片付けができない人間がいると、周りの人々は本当に困ってしまうもの。神奈川県に住む女性Kさん(40才)の夫(38才)は、まさに片づけられない人間。Kさんが、不満をぶつける。
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引き出しを開けたら開けっ放し。電気をつけたらつけっぱなし。「ただいま~」って帰ってきたら、靴下、ズボン、シャツと廊下に点々と脱ぎ捨てながらお風呂へ。蛇の脱皮なら年に数回だけど、夫の場合、毎日よ。拾い集めるにも限度がある。
どうにかしなくちゃなぁと思っているうち、私が体調を崩して寝込んだのね。夫は根はいい人だから、「おかゆ作る」って張り切って台所に立ってくれたんだけど、翌朝、台所を見ると、大惨事。
器も鍋も包丁も調味料も、あらゆるものが散乱していて見ただけで熱がぶり返しそう。
「もうムリ。夫の後片づけして終わる人生はイヤ」って、初めて本気で注意したわよ。そうしたら夫は、「気づかなかった」って、ほんとにビックリして、腕組みしているんだわ。
で、何を言うかと思えば「う~ん。天才はどっか抜けてるっていうけど、そういうことかもなぁ~」だって。天才って何の? 天然の間違い? もう、夫ごと片づけたくなってきたわ。
※女性セブン2015年8月20・27日号