実はこういった好業績の割安株は、決算が出てじっくり調べてから買っても遅くないんです。日成ビルドだって、8月中旬時点で配当利回りは3%以上あり、PER(株価収益率)は10倍程度と割安ですから。
私は昨年早期退職をしましたが、もともと財務の仕事をしていて決算書を読めるのが強みです。決算発表時には200~300社の決算短信に目を通しています。別に難しい専門知識は必要なく、過去数年分の業績をチェックするのがポイントです。
今後は日経平均がさらに上がっていくイメージはもっていないので、やはり割安で好業績な小型株を狙っていきたいと思います。
最近注目しているのは、システナ、SRAホールディングス、スミダコーポレーション、エヌエフ回路設計ブロック、三社電機製作所、丸文など。どれも高配当かつ割安で、マイナンバーや自動運転、IoT(モノのインターネット)、航空宇宙関連など、今後の成長が期待できるテーマ性のある企業です。配当利回り2%、PER15倍まで上昇を取っていきたいですね。
※マネーポスト2015年秋号