ライフ

親の家 埃がそのままや同じモノが大量貯蔵されてたら要注意

「うちの親はまだ大丈夫」と思っていても、いつかは訪れる老い──。誰しもやがて体力が衰え、時には認知症に悩まされることも。だからといって恐れないで。片づけの伝道師・安東英子さんが“その時”に備えて、年末年始の帰省時にこそあなたがしておくべきことを教える。

 たとえ「片づけは私が死んでからにして」と言われても、親が元気なうちにこそ、片づけはしておくべきと、5000軒の片づけを手掛けてきた『親の家の片づけ 決定版』や『そのとき、あなたは実家を片づけられますか?』などの著書がある安東英子さんは言う。

 * * *
 親の家の片づけは、遺品整理と同等に考えてはいけません。あなたにとって大切な親御さんに一日でも長く生きてもらい、そして快適に過ごしてもらうためにも、できるだけ早く行ってほしいのです。

 離れて暮らしていると、親の様子を把握するのは難しいもの。だからこそ、この正月の帰省を使って、短い時間で上手に片づけられるコツと手順をお伝えします。

 まず、家のホコリや汚れがそのままになっていること。これは、視力の衰えによって引き起こされます。ちゃんと掃除しているとは言うけれど、部屋の隅に綿ボコリが渦巻いていたり、台所の壁がべたついていたり。

 それは、高齢になって視力が衰え、ホコリや汚れが見えにくくなっているのです。目の老化は、あなたが思っている以上に進行が早く、親自身も自分が汚れが見えないほど目が悪くなっているという自覚があまりありません。

 水晶体に含まれるたんぱく質が白く濁ったり、硬くなったりする「老人性白内障」は、目がかすむ、ぼやけて見えにくい、物がだぶって見える、光がまぶしく感じるなどの症状が表れます。個人差はありますが、早い場合では40才代から始まり、80才代ではほぼ100%の人が白内障になるといわれています。

 また、薄暗い場所で物を見るのが困難になるため、より明るい光が必要になります。例えば60才の人が読書する場合は、20才の人の3倍の光が必要といわれています。ですから、子供であるあなたが、家の中にホコリがたまらない工夫をしてあげることが必要になってきます。

関連キーワード

関連記事

トピックス

無期限の活動休止を発表した国分太一(50)。地元でもショックの声が──
《地元にも波紋》「デビュー前はそこの公園で不良仲間とよくだべってたよ」国分太一の知られざる “ヤンチャなTOKIO前夜” 同級生も落胆「アイツだけは不祥事起こさないと…」 【無期限活動停止を発表】
NEWSポストセブン
広島県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年6月、広島県。撮影/JMPA)
皇后雅子さま、広島ご訪問で見せたグレーのセットアップ 31年前の装いと共通する「祈りの品格」 
NEWSポストセブン
草野刑事を演じた倉田保昭と響刑事役の藤田三保子が当時を振り返る(撮影/横田紋子)
放送50年『Gメン\\\\\\\'75』 「草野刑事」倉田保昭×「響刑事」藤田三保子が特別対談 「俺が来たからもう大丈夫だ」丹波哲郎が演じたビッグな男・黒木警視の安心感
週刊ポスト
月9ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』主演の中井貴一と小泉今日子
今春最大の話題作『最後から二番目の恋』最終話で見届けたい3つの着地点 “続・続・続編”の可能性は? 
NEWSポストセブン
TOKIOの国分太一(右/時事通信フォトより)
《あだ名はジャニーズの風紀委員》無期限活動休止・国分太一の“イジリ系素顔”「しっかりしている分、怒ると“ネチネチ系”で…」 “セクハラに該当”との情報も
NEWSポストセブン
『ザ!鉄腕!DASH!!』降板が決まったTOKIOの国分太一
《どうなる“新宿DASH”》「春先から見かけない」「撮影の頻度が激減して…」国分太一の名物コーナーのロケ現場に起きていた“異変”【鉄腕DASHを降板】
NEWSポストセブン
日本のエースとして君臨した“マエケン”こと前田健太投手(本人のインスタグラムより)
《途絶えたSNS更新》前田健太投手、元女子アナ妻が緊急渡米の目的「カラオケやラーメン…日本での生活を満喫」から一転 32枚の大量写真に込められた意味
NEWSポストセブン
出廷した水原被告(右は妻とともに住んでいたニューポートビーチの自宅)
《水原一平がついに収監》最愛の妻・Aさんが姿を消した…「両親を亡くし、家族は一平さんだけ」刑務所行きの夫を待ち受ける「囚人同士の性的嫌がらせ」
NEWSポストセブン
中世史研究者の本郷恵子氏(本人提供)
【「愛子天皇」の誕生を願う有識者が提言】中世史研究者・本郷恵子氏「旧皇族男子の養子案は女性皇族の“使い捨て”につながる」
週刊ポスト
夫・井上康生の不倫報道から2年(左・HPより)
《柔道・井上康生の黒帯バスローブ不倫報道から2年》妻・東原亜希の選択した沈黙の「返し技」、夫は国際柔道連盟の新理事に就任の大出世
NEWSポストセブン
新潟で農業を学ことを宣言したローラ
《現地徹底取材》本名「佐藤えり」公開のローラが始めたニッポンの農業への“本気度”「黒のショートパンツをはいて、すごくスタイルが良くて」目撃した女性が証言
NEWSポストセブン
1985年春、ハワイにて。ファースト写真集撮影時
《突然の訃報に「我慢してください」》“芸能界の父”が明かした中山美穂さんの最期、「警察から帰された美穂との対面」と検死の結果
NEWSポストセブン