国内
2016.01.06 16:00 週刊ポスト
おっぱい募金反対を支持する弁護士 「公然わいせつに抵触」
「おっぱい募金」が揺れている──。「おっぱい募金」とは、『24時間テレビ エロは地球を救う!』(スカパーJSAT)内でのイベントのひとつ。エイズ予防啓発を目的としており、1000円以上の募金を行なうと、イベント会場でAV嬢のおっぱいを揉むことができる。2003年の開始以来、参加者数が年々増加し、2015年は過去最高の7175人に達する大盛況。募金総額は数百万円に上った。
「もちろん男性が多いのですが、女性だけで来ているグループもいて『他人のおっぱいを触るなんて新鮮』と喜んでいましたよ」(参加者)
ところが2015年末、この募金に異議を唱える動きが出た。「おっぱい募金を終わりにしてほしい有志一同」という団体が「お金を払って女性の乳房を揉ませるのは性風俗だ」などとして、おっぱい募金中止に向けた署名運動を開始したのだ。同団体を支持する弁護士の太田啓子氏はこう語る。
「7000人以上の人が出入りする場所はもはや公共の場といえる。公然わいせつ罪に抵触すると考えます」
ネットで行なわれた署名活動では、12月24日時点で8058人の賛同者が集まっている。公益性の高い活動について詳しいフリーライターの今一生氏はこう話す。
「海外では、セクシーさで関心を集めるチャリティーは一般的です。例えばサッカー・元イングランド代表のベッカム氏の妻がヌード写真集の売り上げを全額寄付したケースなどがあります」
「おっぱい募金」の主催者側にもコメントを求めたが、締め切りまでに回答を得られなかった。
賛否両論あれど、多額の募金を集められるのは事実。双方とも、おっぱいのように柔軟な対応ができれば良いが…。
※週刊ポスト2016年1月15・22日号
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