ライフ

創刊時は硬派だった『スコラ』 性特集の度に部数が増えた

 ネットの発達により、近年では若者向け雑誌もすっかり勢いがなくなったが、1980年代、女性の体など見たことも触ったこともない男たちは、その方面の知識を青年誌で仕入れ、いざという時に備えたものだった。その代表的存在だったのが『スコラ』だ。

『スコラ』は1982年、『GORO』(小学館刊)や『プレイボーイ』(集英社刊)に対抗する若者向け総合雑誌として創刊された。

「アイドルなどのグラビアやクルマの記事などを中心にした、いわゆる“男の雑誌”でした。しかし、次第にセックス関連の記事が目立つようになり、“『スコラ』といえばセックス特集”といわれるようになっていった」

 そう話すのは『ああ懐かしの雑誌黄金時代』(夕刊フジ)などの連載があるライターの矢吹博志氏である。『スコラ』の編集に携わっていたライターが、当時を振り返る。

「創刊当初は総合雑誌として真面目な記事が多く、セックス関連記事は時々掲載する程度だった。でも、セックス特集をやるたびに部数が伸びるので、やがて毎号掲載することに。ページ数も増える一方だったので、ネタを考えるのは大変でした」

 当時はセックスの「ハウ・ツー」を大々的に教えてくれる雑誌は他になく、『スコラ』は若い男性の“性のバイブル”的な存在だった。

※週刊ポスト2016年2月5日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン