なんだかんだ対等にならないのが夫婦関係というもの。千葉県に住む外資系銀行勤務の女性Nさん(31才)は商社勤務の年下夫(26才)と結婚2年目。夫のわがままに翻弄されがちだという。Nさんが告白する。
* * *
結婚前から怒りっぽい性格だなとは思っていたのよ。たとえば、彼から来たLINEを小一時間、放置しようものなら、「既読スルーなんですけど」から始まり「ふざけんな!」「で、今、誰といるの?」が30件以上。
でも機嫌がいいときは一緒にいてすごく楽しいし、きっと私のことを好きで仕方がないのね~と思って結婚したの。
ばかだったわよ。先日、私が急な残業で遅くなったのね。「ただいま」と言っても反応なし。夜眠るまで一言も口をきかず、翌朝も「おはよう」と声をかけても無言。なんとこの無視攻撃が2週間も続いたの。
そこまでされると、相当な理由があると思うじゃない? で、「謝りたいから、怒ってる理由を教えて?」と半泣きで尋ねたわよ。
そうしたら、「毎週、一緒に見ていた番組の日だったじゃないかッ」と。開いた口が塞ふさがらないとはこのことね。「ごめん」ととっさに言うと、「わかったらいいよ」とにっこり。
その笑顔が飛び切りかわいくてって…。5才年上の弱み? ああ、ヤダ、ヤダ。
※女性セブン2016年12月1日号