日本のお正月といえば、おせち料理。風水建築デザイナーの直居由美里さんによると、開運のためには、おせち料理が重要なのだという。直居さんが解説する。
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最近は元日から開いている店も多く、昔のように一家の主婦が大量のおせち料理を用意しなくてもよくなりました。
でも、お正月から普段通りの食事では、味気ないもの。おせち料理は五穀豊穣を願い、家族の安全や健康、子孫繁栄の願いを込めて縁起のいい食材を調理したものです。開運のためにも、ぜひおせち料理を用意しましょう。
2017年は、一白水星が九星盤の中央に入ります。そこで、おせち料理には一白水星が司る食材をふんだんに使い、新しい年のエネルギーを体内に取り込みましょう。
おせち料理をすべて手作りするのは大変ですから、市販のものを求めるという人も増えていますが、一白水星の食材を多めに用意したり、手作りの品を加えることで、家族に開運をもたらすラッキーおせちとなります。
まず、紅白の色合いが見た目にもおめでたい、かまぼこ。半月形の形は「日の出」を象徴しますから、新年を機に新しいスタートを切りたい人に最適な食材です。
一白水星は九星の中で唯一、水の気を持つ星ですから、シーフード全般を司ります。
田作りや数の子、えびといった定番のおせちに、ぶりの照り焼きやさわらの西京焼きなどを加えるのもいいでしょう。刺身や焼き魚、煮魚も一年を通したラッキーフードとなります。
一白水星は木火土金水の陰陽五行では、水に属します。五行はそれぞれ色に対応し、木は青、火は赤、土は黄、金は白、水は黒です。そこで、黒い食材も一白水星のエネルギーを高めます。