大人気アニメ『妖怪ウォッチ』のキャラクターたちが、アニメと実写の世界を行き来する、話題の劇場版最新作『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』が公開中だ。
「子供のころは、妖怪は本当にいると思っていたし、大好きだったアニメ『おジャ魔女どれみ』みたいに魔法だって使えると思ってました。でも、大人になるとそういうものの存在が遠くなっちゃうんですよね。今回、この作品に出演させていただいて、まだ小さな女の子だったころの私に、ちょっぴり戻れたような気がします」(武井・以下「」内同)
そう語るのは、『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』で、バレエの先生役を演じる武井咲(22才)。
「今回、『妖怪ウォッチ』の世界に入れてもらったことで、ああ、子供のときって大人がわからないところで、くじけたり落ち込んだりしたなぁとか、いろいろなことを思い出しました」
改めて思い出した気持ちの1つが、両親への感謝。
「私が出演するドラマは、いつもリアルタイムで見てくれるんですよ。雑誌の記事も全部ファイルしてくれていて、すごくありがたいし、励みになります」
母親が何気なく口にする言葉にハッとすることも多いと言い、
「この間は『自分に素直に生きなさい』って。たくさんのかたたちに囲まれていると、自分がどう思っているのかわからなくなるときがあるんですよね。母の言葉で、すごく前向きになれたんです」
――花が咲くように笑みの絶えない子に。
ご両親がそう願ってつけた名のように、武井咲という花はかぐわしい香りを振りまきながら咲き続けている。
撮影■中村功
※女性セブン2017年1月1日号