形がふぞろい、見えないところにほんの少し傷や色むらがある…などの理由で、値段がグ~ンと下がる“ワケあり”商品。でも、商品そのものには問題ないものばかりで、実は、狙い目! 最近は人気通販サイトの“ワケあり”コーナーが大人気。そこで達人におすすめを聞いた。
ファッションの場合はアウトレットとして出てくることも多く、季節が変わる頃に出回る。サイズが偏っていたり、補正が甘かったりと、“ワケ”はさまざま。だが、自分好みのものが見つかれば、通常より50~70%も安く手に入る。
【ベビー&子供服】
成長の早い子供服こそ、ワケありショップを利用したいと、節約アドバイザーの丸山晴美さんは言う。
「私は、長男が誕生してから、肌着のワケあり商品を買い始めました。ワケありといっても、特に気になるダメージなどはありませんでしたが、肌着なら外から見えないし、赤ちゃんはすぐに汚すため替えがたくさん必要なので、多少の問題はまったく気になりませんでした」(丸山さん・以下「」内同)
型落ちの子供用の半袖Tシャツは2枚組で50%オフに。肌着以外によだれかけや食事用エプロンも同様。どうせ汚れるものと割り切り、節約を。
◆購入ポイント
子供は成長すると好みがはっきりするので、洋服より下着のほうが失敗は少ない。柄やデザインは選べないが、最近のベビー用品はワケあり品でもかわいいデザインのものが多い。ちょっとのキズで通常のものより半額以下なら“買い”だ。
【衣類・靴・バッグ】
シーズンオフになり、売れ残った洋服などは、アウトレットとして売られることに。
「ほかにも、小さな傷があるバッグや、タグが切れているなど洋服のB級品も“ワケあり”として売られています。昨年は、洗濯表示が変わったので、古い洗濯表示のものもワケありとして、安くなっているんですよ」
XSやXLなどのサイズはニーズが少なく、売れ残ることが多い。
「自分にピッタリ合うサイズを探せば、問題ありません。70%以上値下げするところもあるので、まずはアウトレット専門サイトをのぞいてみるといいでしょう」
自分の好きなブランドが、はっきりしている場合は探しやすい。
「ワケあり品は、返品ができない場合があります。自分が普段遣いしているブランドなら、洋服の質やサイズなどもわかってので、失敗することが少ないですね」
洋服は写真だけで選ぶと、いざ届いたら、写真と違うというケースも多い。形やサイズが自分に合うと思っても、慎重に選んで。
◆購入ポイント
各地にあるアウトレットモールを利用する手もあるが、広くて混雑しており、欲しいものが手に入らないこともしばしば。まずはネットでお気に入りのブランド名+アウトレットを検索し、欲しいものを探してみて。
※女性セブン2017年3月23日号