ライフ

幅広い世代で重宝、女性向け「オジ靴」定番化のワケ

紳士用革靴のデザインを取り入れた「オジ靴」

 数年前から定番となったファッション・キーワード「オジ靴」。紳士用(おじさん風)の革靴のデザインの取り入れた女性向けの靴のことだが、あえて“おじさんっぽい”デザインが可愛いということから、「オジ靴」という愛称で親しまれている。

 今やウィメンズファッションに欠かせないアイテムとなったオジ靴だが、なぜ幅広い世代の女性に支持されているのだろうか。アパレル関係で勤務する女性Aさん(31歳)は、こう分析する。

「ここ数年、スポーティやストリートカジュアルなファッションが流行し、女子の間にもスニーカーブームが到来しました。以前ならばハイヒールかパンプスが定番だった赤文字系ファッション(コンサバ系の服装)雑誌でも、スニーカーが特集されるほどです。

 しかし、スニーカーだとカジュアルになりすぎる、という女性にちょうど良いのがオジ靴。メンズライクになりすぎないのにかっこよく決まるので、幅広い世代が取り入れやすいところが人気の秘訣でしょう。オジ靴には、組紐タイプの『オックスフォード』の他、『タッセルシューズ』、『スリップオン』などいくつか種類があります。どれか一つ持っていると重宝します」(Aさん)

 ファッションブロガー・Bさん(28歳)は、オジ靴の活用術を次のように語る。

「1、2年前からガウチョパンツやスカンツをはじめとするワイドパンツブームが来ています。今年はワイドパンツの中でも、バギーパンツやデニムのワイドパンツ、サイドライン入りパンツが流行します。オジ靴は、こういったワイドパンツにとてもマッチするデザイン。

 とくに秋冬のファッションでは、トップが重たくなりがちなので、足元もオジ靴を合わせてあげることでバランスが取れる。現在ではオジ靴は定番になっていて、ハイブランドからプチプラシューズまで、どこでも手に入るようになっています」(Bさん)

 男性陣からすると、一見「おじさん臭い」ように見えるかもしれないが、ジェンダーレスなファッションが世界的なトレンドとなる中、“おじさんっぽさ=可愛さ”として消費されている側面もあるようだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

ギャンブル好きだったことでも有名
【徳光和夫が明かす『妻の認知症』】「買い物に行ってくる」と出かけたまま戻らない失踪トラブル…助け合いながら向き合う「日々の困難」
女性セブン
日米通算200勝を達成したダルビッシュ有(時事通信フォト)
《ダルビッシュ日米通算200勝》日本ハム元監督・梨田昌孝氏が語る「唐揚げの衣を食べない」「左投げで130キロ」秘話、元コーチ・佐藤義則氏は「熱心な野球談義」を証言
NEWSポストセブン
破局報道が出た2人(SNSより)
《井上咲楽“破局スピード報告”の意外な理由》事務所の大先輩二人に「隠し通せなかった嘘」オズワルド畠中との交際2年半でピリオド
NEWSポストセブン
河村勇輝(共同通信)と中森美琴(自身のInstagram)
《フリフリピンクコーデで観戦》バスケ・河村勇輝の「アイドル彼女」に迫る“海外生活”Xデー
NEWSポストセブン
男装の女性、山田よねを演じる女優・土居志央梨(本人のインスタグラムより)
朝ドラ『虎に翼』で“男装のよね”を演じる土居志央梨 恩師・高橋伴明監督が語る、いい作品にするための「潔い覚悟」
週刊ポスト
『君の名は。』のプロデューサーだった伊藤耕一郎被告(SNSより)
《20人以上の少女が被害》不同意性交容疑の『君の名は。』プロデューサーが繰り返した買春の卑劣手口 「タワマン&スポーツカー」のド派手ライフ
NEWSポストセブン
ポジティブキャラだが涙もろい一面も
【独立から4年】手越祐也が語る涙の理由「一度離れた人も絶対にわかってくれる」「芸能界を変えていくことはずっと抱いてきた目標です」
女性セブン
生島ヒロシの次男・翔(写真左)が高橋一生にそっくりと話題に
《生島ヒロシは「“二生”だね」》次男・生島翔が高橋一生にそっくりと話題に 相撲観戦で間違われたことも、本人は直撃に「御結婚おめでとうございます!」 
NEWSポストセブン
木本慎之介
【全文公開】西城秀樹さんの長男・木本慎之介、歌手デビューへの決意 サッカー選手の夢を諦めて音楽の道へ「パパの歌い方をめちゃくちゃ研究しています」
女性セブン
大谷のサプライズに驚く少年(ドジャース公式Xより)
《元同僚の賭博疑惑も影響なし?》大谷翔平、真美子夫人との“始球式秘話”で好感度爆上がり “夫婦共演”待望論高まる
NEWSポストセブン
綾瀬はるかが結婚に言及
綾瀬はるか 名著『愛するということ』を読み直し、「結婚って何なんでしょうね…」と呟く 思わぬ言葉に周囲ざわつく
女性セブン
中村佳敬容疑者が寵愛していた元社員の秋元宙美(左)、佐武敬子(中央)。同じく社員の鍵井チエ(右)
100億円集金の裏で超エリート保険マンを「神」と崇めた女性幹部2人は「タワマンあてがわれた愛人」警視庁が無登録営業で逮捕 有名企業会長も落ちた「胸を露出し体をすり寄せ……」“夜の営業”手法
NEWSポストセブン